福井県勝山市の「はたや記念館ゆめおーれ勝山」の累計入館者数が120万人を突破し6月1日、施設前で記念セレモニーが行われた。関係者でくす玉を割るなどし、節目を祝った。
「ゆめおーれ」は市が織物製造工場だった建物を活用して整備し、2009年7月に開館。繊維産業の歴史を紹介する機能などを備えた観光施設となっている。昨年は例年の半数程度の約4万人の利用にとどまるなどコロナ禍で苦戦しつつも、今年5月25日に120万人を突破した。
セレモニーにはスタッフら関係者約30人が出席。水上実喜夫市長が「繊維の歴史を伝えていく施設としてもっと充実させたい」とあいさつ。施設の運営審議会会長を務める小泉信太郎・松文産業社長が「まちを輝かせたいという先人たちの使命感が伝わっている。これからもその使命感を子どもたちに教える施設としてほしい」と祝辞を述べた。
この後、水上市長らでくす玉を割り、関係者らで記念撮影した。