2025年の大阪・関西万博で、鉄道の路線図はどうなるのか杉山淳一の「週刊鉄道経済」(1/6 ページ)

» 2021年09月18日 08時00分 公開
[杉山淳一ITmedia]

 オリンピック・パラリンピックの次は万博だ。2025年に大阪、夢洲(ゆめしま)で「2025年日本国際博覧会(以下、大阪・関西万博)」が開催される。

 政府はその主要公共交通機関に大阪メトロ中央線を位置付けた。現在の終点、コスモスクウェアから1駅延伸して夢洲に駅を作る。海底トンネルを通ることになるけれども、すでにトンネル部の躯体(くたい)は作られている。このほか、中央線全体の輸送力強化も実施するという。

 政府は8月27日、大阪・関西万博のインフラ整備計画の概要を決定した。なぜ政府が出しているかというと、万国博覧会はオリンピック・パラリンピックと同様に、国際社会で認められた公式イベントだからだ。

 パリに本部を置く博覧会国際事務局(以下、BIE:Bureau International des Expositions)が国際博覧会条約に基づいて開催都市を認定する。開催年は不定だったけれども、05年以降、登録博覧会、認定博覧会、大国際園芸博覧会区分の3つに整理された。

2025大阪・関西万博イメージイラスト(出典:2025年日本国際博覧会 基本計画
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