「若手お局」に要注意！ 増えている背景に2つの理由あり：“沼る”ビジネスパーソンの共通点（1/3 ページ）
“沼る”ビジネスパーソンの共通点
「沼に足を取られたように、なかなかスランプから抜け出せない」「考えすぎてつらい……」。そんな時、どのように対応すべきなのだろうか。仕事上で起きがちな事例を基に、“沼”から抜けだすヒントを考えてみたい。
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みなさんは「お局」と聞くと、どんな人を思い浮かべるだろうか。筆者はなんとなく、会社に長年在籍している、攻撃的な40代前後の女性社員を想像していた。しかし、産業カウンセラーの川村佳子さんは「若手のお局もいる」と指摘する。年齢に関係なく、女性は誰もが「お局」になる危険性を秘めているというのだ。
職場を乱す「お局」はなぜ生まれてしまうのだろうか。また、なぜ若い人でも「お局化」してしまうのだろうか。
「お局」とはどんな人？
――そもそも、「お局」と呼ばれる人にはどのような特徴があるのですか？
川村： お局は強い攻撃性を持ち、マウンティングをしてくる人です。相手の価値を落とすことで自分の地位や立場を守ろうとする傾向があります。また、非を認めず、絶対に自分から謝らない人が多いですね。男性は単独でハラスメントを行うことが多いですが、お局は集団のボス的存在になって子分や手下を作り、群れて何かしらの攻撃を仕掛けるのが特徴です。
識学がお局に関する調査を実施
経営コンサルティング事業を手掛ける識学が実施した「お局さんに関する調査」によると、お局の特徴として「プライドが高い」（34.3％）が最も多く指摘されている。2位は「機嫌の浮き沈みが激しい」（33.3％）だった。他にも「愚痴や陰口が多い」「相手によって態度を変える」「謎のマイルールを社員に押し付けている」「新入社員に対してあたりが強い」など、悪い印象が多く聞かれた。
対して「仕事が早い」（32.3％）、「仕事のクオリティーが高い」（19.7％）など、好意的な意見もあった。
また、お局の属性を聞くと「仕事ができるプロフェッショナルお局」が最多だった。次いで「噂話、陰口等が多いおしゃべりお局」「気分の浮き沈みが激しいヒステリーお局」などの意見があった。
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