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なぜあの人は職場で嫌われているのか 誰も近寄らない3大NG言動“沼る”ビジネスパーソンの共通点(1/3 ページ)

» 2022年09月24日 08時30分 公開
[濱川太一ITmedia]
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“沼る”ビジネスパーソンの共通点

「沼に足を取られたように、なかなかスランプから抜け出せない」「考えすぎてつらい……」。そんな時、どのように対応すべきなのだろうか。仕事上で起きがちな事例を基に、“沼”から抜けだすヒントを考えてみたい。

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 職場で周囲から「敬遠されている人」「煙たがられている人」といえば、誰しも1人や2人、思い当たる人がいるのではないか。「ひょっとして自分かも……」と胸騒ぎを覚える人もいるかもしれない。

 誰しも、自ら嫌われたいと願って行動するはずはないのに、結果的に嫌われるような言動を取ってしまう人がいるのはなぜなのか。記者は「性格が原因では」と考えていたが、ビジネス書作家で「気配りコンサルタント」の後田良輔さんは、「性格の問題ではない」と断言する。

 「むしろ嫌われているときこそチャンス」――。年齢に関係なく、誰もが「好かれ上手」になる可能性を秘めていると話す後田さんに、その理由と方法を聞いた。前編・後編の2回に渡って紹介する。

画像はイメージ(ゲッティイメージズ、以下同)

なぜあの人は職場で嫌われているのか

――悪い人ではないのに、どこか一癖あって周囲から敬遠されたり、浮いたりする人はどの職場にもいると思います。なぜ煙たがられてしまうのでしょうか。性格の問題でしょうか

後田: 敬遠されたり、浮いたりする人は「社会人のルールを知らない」という傾向があります。「自分の常識は他人の非常識」と昔から言われるように、仕事のデキや自分という人物の評価は受け手(他人)が決めるというのが社会人のルールです。

 コミュニケーションでずれた行動をする人は、この自分の常識と受け手の常識のミスマッチを起こしている状況と言えます。性格の問題ではありません。

――自分の常識と受け手の常識の「ミスマッチ」ですか

後田: 例えば、転職をしてきた人が「前の会社はこうだった」などと言うと、すごく嫌われますよね。どちらが正しいというわけではなく、新しい職場には新しい職場のルールがある。同じ会社の中でも、別の部署に行けば違うルールがある。その常識を探ることができる人は、マイルドな人間関係を築けられる人だと思います。

 「自分は正しい」と誰もが思ってしまいますが、自分の常識を疑うぐらいの方が、周りとの摩擦を減らすことはできます。

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