ASUS JAPANが5月26日に、最新ゲーミングスマートフォン「ROG Phone 5」の日本投入を発表した。快適なゲームプレイにこだわったハイエンドスマホで、Qualcomm製ハイエンドプロセッサ「Snapdragon 888 5G」を搭載。一般のハイエンドスマホと比べ、高い処理性能を長時間継続して発揮するための冷却性能や、操作の快適さにこだわったディスプレイを搭載。ゲームプレイ向けによりこだわった設計のモデルとなっている。
今回、一足先に製品を試用する機会を得たので、実際の使い勝手を紹介していこう。なお、この記事で紹介するモデルはメモリ12GB、ストレージ256GBモデルだ。
ROG Phone 5はASUSのゲーミングスマホROGシリーズとしては4世代目となるのだが、今回は若干だがデザインを変更してきた。
目新しいのは新カラーの追加だ。従来路線のPhantom Blackに加えて、涼しげでスポーティーな印象のStorm Whiteを追加した。同社のゲーミングノートPC「ROG Zephyrus」のドット風デザインも取り込み、ややカジュアルな方向へシフトした。従来のデスクトップゲーミングPC風の重厚さと比べると、外出先へ持ち出したくなるデザインといえる。
ディスプレイは6.78型のフルHD+(1080×2448ピクセル)でHDR+対応の有機ELを採用。色域もDCI-P3比で111.23%と非常に広い。フロントステレオスピーカーに加えて、前機種で一度なくなった底面のイヤフォンジャックも復活、ゲームや動画を楽しむのにもベストな仕様となっている。また、指紋認証センサーは画面上に内蔵している。
ゲーミング向けの機能としては、ディスプレイの最大リフレッシュレートは144Hzで、高フレームレート表示対応ゲームの滑らかな表示が可能。タッチサンプリングレートも最大300Hzと、通常のスマホよりもタッチ操作への反応を素早くアプリに反映できる。
本体サイズは77(幅)×173(高さ)×9.9(奥行き)mmで重量239gと大型だが、今となっては一般ハイエンドスマホとさほど変わらなくなっている。
パッケージは従来の大型オブジェっぽい形状ではなくなり、一般のスマホのものに近づいた。最初の起動時にケース内のイラストを読み込んで楽しめるAR演出などは引き続き用意されている。
付属する急速充電器はUSB PD(PPS対応)の最大65W出力に対応。ROG Phone 5側の大容量6000mAh(3000mAh×2)バッテリーを素早く急速充電できる。実際に試したところ、30分で50%、1時間13分でのフル充電が可能だった。
続いて、ROG Phone 5のゲーム機能と処理性能、純正冷却ファン「AeroActive Cooler 5」について見ていこう。
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