KDDIの通信障害、復旧作業が完了 利用しにくい状態は続く

» 2022年07月03日 19時12分 公開
[田中聡ITmedia]

 7月2日1時35分から発生していたKDDIの通信障害について、西日本エリアは3日11時頃、東日本エリアは3日17時30分頃に復旧作業が完了した。

 西日本には富山県、石川県、福井県、長野県、岐阜県、静岡県、愛知県、三重県、滋賀県、京都府、大阪府、兵庫県、奈良県、和歌山県、鳥取県、島根県、岡山県、広島県、山口県、徳島県、香川県、愛媛県、高知県、福岡県、佐賀県、長崎県、熊本県、大分県、宮崎県、鹿児島県、沖縄県が含まれる。

KDDI KDDIの告知

 データ通信を中心に徐々に回復しているが、現在もトラフィックの輻輳(ふくそう)を軽減するために流量制御などを行っているため、利用しにくい状態が続いているとのこと。完全復旧の時間は別途案内するとしている。緊急電話も利用しにくい状況となっているため、同社は固定電話や公衆電話を使うよう呼びかけている。

 iPhoneの場合、アンテナの表示にかかわらず、データ通信を利用できる場合があるという。

 通信障害の原因は7月2日未明の設備障害により、VoLTE交換機で輻輳が発生したため。対象サービスはau携帯電話、UQ mobile携帯電話、povo、au回線利用事業者の通信、ホームプラス電話、ホーム電話、auフェムトセル、SMS送受信。影響回線数は最大約3915万回線に及ぶ。

KDDI 通信障害の影響範囲

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

最新トピックスPR

過去記事カレンダー

2024年