米Googleは8月1日(現地時間)、AndroidおよびPixelの月例セキュリティ情報の8月版を公開した。Pixelのアップデートは通常、情報公開後すぐにOTA配信が始まるのだが、情報公開から既に24時間以上経過した本稿執筆現在、筆者のPixel 6 Proにはまだアップデートが届いていない。米Android Policeなど複数のメディアがOTA開始の遅れを報告している。
Android向けでは、重大度が最も高い「致命的」1件を含む37件の脆弱性が修正される。致命的な脆弱性を悪用すると、追加の実行権限不要でBluetoothを介してリモートでコードを実行できてしまう。
Pixel向けでは、「致命的」4件を含む40件が修正される。致命的の4件はモデムに関連するリモートコード実行に関するもの。
Pixel向けの月例アップデートでは、セキュリティ関連以外の新機能や修正の追加が行われることもあり、その情報は「Google Pixel のヘルプ コミュニティ」で紹介されるのだが、8月分は本稿執筆現在、投稿はない。
なお、7月28日発売の「Pixel 6a」には7月29日にセキュリティアップデートが配信され、これを適用した端末のパッチレベルは2022年6月になっている。
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