南海電気鉄道(大阪市)は12月24日、NFCを使った非接触決済「Visaのタッチ決済」を使って改札を通過する実証実験を行うと発表した。実験では駅に専用の改札機を設置。利用者はカードをかざすことで、サインや暗証番号を入力せず運賃を精算できる。QRコードを使って改札を通過する実験も平行して行う。
実験期間は2021年春〜21年末。利用者は、Visaのタッチ決済に対応したカード(クレジット・デビット・プリペイド)を使って改札を通過できる。改札機を設置する駅は後日発表する。
QRコードを使った実験では、南海電鉄のアプリやWebサイトで乗車券を購入した利用者にデジタルチケットとして配信する。利用者はスマートフォンにコードを表示し、改札機に読み取らせることで出入りできる。
コロナ禍で非接触決済のニーズが高まったことを受けた施策。乗車券の販路拡大や、利用客の利便性向上も見込むという。システムの構築には三井住友カード、ビザ・ワールドワイド・ジャパン、交通機関向けに決済・認証技術を開発するQUADRAC(東京都港区)が協力した。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
Special
PR