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テレワークのための引っ越しは3.5%止まり、オンライン活用でスピード転居に ソニー損保調査

» 2022年04月13日 12時15分 公開
[ITmedia]

 ソニー損害保険は4月13日、コロナ禍の引っ越しでオンライン活用が進み、スピード引っ越しにつながったとする調査結果を発表した。一方でテレワークを理由にした転居は3.5%に止まった。

引っ越しを検討してから転居するまでの期間(出典:ソニー損害保険株式会社)
引っ越しの理由。テレワークなど業務形態の変化は3.5%

 コロナ禍の期間に転居した人のうち、物件探しなど何らかの形でインターネットを活用した人は85.3%、内見までオンラインで行った人は16%だった。24%の人が不動産会社の訪問などを「思うようにできなかった」と回答している。

 引っ越しの検討を始めてから転居するまでの平均期間は約4.5カ月。1カ月以内に引っ越した人も20.3%いた。ソニー損保は「オンラインの活用がスピード引っ越しにつながった」と推察する。

 テレワークを前提に郊外へ引っ越す“テレワーク移住”も注目を集めたが、「リモートワークなどのしやすさ」を理由にした転居は3.5%にとどまった。転居後の居住エリアは郊外が微増したものの、東京の増減は±0%と目立った変化はなかった。

 調査は20年1月15日以降に引っ越しをした400人を対象にインターネットで実施した。

転居前後の居住地。郊外は微増したものの東京は増減なし

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