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元朝ドラ主演・芳根京子に「やる気あるのか!」と怒った人物とは…“お芝居を続けられるか分からなかった”

 2013年のドラマデビューから3年後の2016年にはNHK連続テレビ小説『べっぴんさん』のヒロインを務め上げ、順調に実力派の道を進んでいる芳根京子さん(26歳)。
芳根京子さんインタビュー

芳根京子さん

 公開中の映画『カラオケ行こ!』で中学合唱部の先生を好演する芳根さんに、ご自身の“恩師”にまつわる話を聞くと、デビューから7年の間、「二人三脚で頑張ったから今の自分がある」と振り返る当時のマネージャーさんのことを教えてくれました。

原作にない役のオファーを受け…

芳根京子さんインタビュー

映画『カラオケ行こ!』より

――『カラオケ行こ!』は、合唱部部長の男子中学生(齋藤潤 演)が突然ヤクザからカラオケに誘われ、歌の指導を頼まれるという奇抜なストーリーで人気の同名漫画(和山やま作)の映画化です。合唱部副顧問、森本先生のオファーを受けたときのことを教えてください。 芳根京子さん(以下、芳根):原作にないキャラクターなんです。なので原作ファンの方は不安になるかもしれないんですけど、綾野さん(歌が上手くなりたいヤクザ・成田狂児役の綾野剛)たちの物語に関わってくるわけではなく、先生として登場してくるだけなので私自身も安心というか、純粋に楽しんで演じさせてもらおうと思いました。

野木亜紀子の脚本に「悔しい!」と感じたワケ

芳根京子さんインタビュー

映画『カラオケ行こ!』より

――脚本担当の野木亜紀子さんとは、ドラマ『コタキ兄弟と四苦八苦』(テレビ東京)でも組まれていますが、『逃げるは恥だが役に立つ』(TBS)など多くの人気作品を手がけ、とてもファンの多い脚本家さんです。芳根さんは野木さんの脚本の魅力はどんなところだと思いますか? 芳根:私が語るのはおこがましいんですけど。脚本ってリアルなだけじゃたぶん面白くないんですよね。“こういう人いる?”“いるわ!”みたいな、ギリギリのところが面白いと思うんです。  特に今回のように原作がある作品を実写にするとなると、設定にちょっと無茶(むちゃ)があるものもあると思います。  でもそれさえも気づかぬうちに波に乗せられてしまって、その世界にどっぷりといる自分がいるとドキッとします。  それから何気ない一言が刺さるというか。だからこそ、演じる側としては難しいところもあると思うんですけどね。  ほんのちょっとの間だったり言葉だったり、そういうものがポンって軽く投げられた感じなのに、スンって深く心に刺さる感じがしますし、悔しいなって思っちゃいます。
芳根京子さんインタビュー

映画『カラオケ行こ!』より

――悔しい、ですか。 芳根:たとえば今回の『カラオケ行こ!』だと、まんまと笑えるところは笑っちゃうし、グッとくるところはグッときちゃうし。  本当に“まんまと”という感じなんです。野木さんと、山下(敦弘)監督のマジックに見事にかかっているのだと思います。  そこが悔しいし、また嬉しいという感じです。
芳根京子さんインタビュー

映画『カラオケ行こ!』より

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芳根京子さんにとっての“恩師”はマネージャー
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