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マザコンより大変?38歳男性「姉が大好きすぎて結婚できない」

 男性は女性とくらべて、あまりオープンに婚活しない傾向があります。婚活中の男性たちはいったい何を考え、どんな活動をしているのか――その実態に迫ります。 男性の婚活 177センチほどと高めの身長で、グレーのスーツをスマートに着こなす山辺正幸さん(仮名/38歳)は、婚活を始めて8年目。若干強面ながら、整った目鼻立ちは好意的に感じる女性も多いはず。  これまで人並みに恋愛も経験し、婚活で知り合った女性とお付き合いまで発展したこともあるそうですが、「なかなか良縁に恵まれない」と言います。

「理想は高くない」の正体にびっくり

「そんなに高い理想を押し付けているわけじゃないし、婚活を始めたらすぐに見つかると思ったんですけどね」  困ったような笑みを浮かべた顔には甘え上手な雰囲気もあり、何が問題なのかさっぱり見当がつかないほどの好印象。そこで「そんなに高くない」という理想を聞いてみると、思いもよらない一面が発覚しました。 「ぼくには2人姉がいるのですが、彼女たちと同じ、もしくは超えるくらいの女性であれば嬉しいですね。もちろん、姉たちと仲良くなれるタイプの女性が理想です」 婚活男性 末っ子長男の山辺さんは、極度の「シスターコンプレックス(シスコン)」だったのです。

家庭的でデキる姉、自分の分身のような姉

 いちばん上の姉とは5歳、下の姉とは2歳違いだという山辺さん。とくに下の姉とは、幼いころから何をするのも一緒だったそう。 「下の姉とは8年前まで一緒に暮らしていました。でも、結婚しちゃったんですよ。赤ちゃんができたと言って、突然。姉の結婚が、僕も婚活を始めたきっかけです」 「まるで分身」というほど息の合う下の姉とは、食事や音楽、ファッションから笑いのツボに至るまで、何もかもが一緒。一方、しっかりものの上の姉は、料理教室の先生をしているほど家庭的なのだとか。 「できれば、両方を持ち合わせている女性がいいですね」という山辺さんですが、「2人の姉と相性が良ければ、違うタイプでも大丈夫です」とのこと。
2人の姉

2人の姉(写真はイメージです)

 実際、以前婚活で知り合い交際まで発展した女性は、2人の姉のような気質は持ち合わせていなかったそうですが、居心地の良さが決め手になったそうです。では、なぜその女性と結婚まで至らなかったのか……。 「年下だったこともあってか、甘えさせてくれなかったんですよ。いつもぼくが頼られる側で、疲れてきちゃったんですよね」  これまで姉2人に甘やかされて育ってきた山辺さんにとって、甘えさせてくれるスキのない女性はだんだんと居心地が悪くなっていったとのこと。  その後は年上に絞って婚活を開始。何人か恋愛に発展したものの、「下の姉より年上だから」「あねご肌過ぎてなんか違う」などの理由で、長くは続かなかったそうです。
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ようやく巡り合えた「プロポーズしたい女性」
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