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ベッテル、自慢のスーパーカーコレクションの一部を販売中。フェラーリら超高級モデルがズラリ

セバスチャン・ベッテルは現在、自らが所有するスーパーカー8台を売りに出しており、既に2台は売却が成立したようだ。

2004 Ferrari Enzo of Sebastian Vettel

写真:: Tom Hartley Jnr.

 4度のF1ワールドチャンピオンであり、今季はアストンマーチンで心機一転シーズンを戦うセバスチャン・ベッテル。彼はF1で成功を収めて以来、数多くのスポーツカーや歴代F1マシンを購入しており、熱心なコレクターとして知られている。その中には、アイルトン・セナがドライブしたマクラーレンのF1マシンや、ナイジェル・マンセルが1992年にチャンピオンを獲得したウイリアムズFW14Bなどが含まれる。

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 しかしベッテルは、スイスにあるそれらのコレクションを整理したいと考えており、著名なディーラーであるトム・ハートレイJr.を通して8台のマシンを売りに出した。そのうち2台は既に買い手がついており、残りはまだ購入可能となっている。

 プライバシーを尊重する秘密主義な人間で知られるベッテルだが、今回のコレクションからはそんな彼のプライベートの一端が垣間見える。彼が出品した車はどれもハイエンドモデルであり、5台あるフェラーリも最高級なものばかりだが、シートのヘッドレスト部分に“Vettel”のロゴをあしらうという彼のチョイスは少々意外なものかもしれない。

 なお、ベッテルが売りに出した車は全て走行距離が非常に少ないものとなっている。

 ベッテルの広報担当者はmotorsport.comの取材に対し、コレクションが売りに出されている事実は認めたものの、なぜ車を手放すことになったかなど、詳しい経緯については明かさなかった。

 またアストンマーチンF1チームの担当者は、ベッテルがこのタイミングで車を売りに出したことはフェラーリからアストンマーチンへの移籍とは何の関係もないとして、次のように述べた。

「我々はセバスチャンのカーコレクションに関する計画については何も知らないし、それに関しては何の要求も契約もしていない」

 ベッテルがこの度手放すこととなった8台の車は、以下となっている。

2014年製 フェラーリ ラ・フェラーリ(売却済)
2014年製 フェラーリ ラ・フェラーリ(売却済)
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 これはベッテルがスクーデリア・フェラーリ在籍時にオーダーした3台のフェラーリのうちの1台だ。ラ・フェラーリは世界で500台生産されているが、彼の所有していたラ・フェラーリはその500台目である。6.3リッターV12気筒エンジンにKERS(運動エネルギー回生システム)を搭載したハイブリッドマシン。ベッテルはシートとステアリングホイールに自らの名字を刻んでいるが、わずか304マイル(約489km)しか走行していない。そしてこの車は既に新しいオーナーが見つかっている。

2004年製 フェラーリ エンツォ(価格は要問い合わせ)
2004年製 フェラーリ エンツォ(価格は要問い合わせ)
2004年製 フェラーリ エンツォ(価格は要問い合わせ)
2004年製 フェラーリ エンツォ(価格は要問い合わせ)
2004年製 フェラーリ エンツォ(価格は要問い合わせ)
2004年製 フェラーリ エンツォ(価格は要問い合わせ)
2004年製 フェラーリ エンツォ(価格は要問い合わせ)
2004年製 フェラーリ エンツォ(価格は要問い合わせ)
2004年製 フェラーリ エンツォ(価格は要問い合わせ)
2004年製 フェラーリ エンツォ(価格は要問い合わせ)
2004年製 フェラーリ エンツォ(価格は要問い合わせ)
2004年製 フェラーリ エンツォ(価格は要問い合わせ)
2004年製 フェラーリ エンツォ(価格は要問い合わせ)
2004年製 フェラーリ エンツォ(価格は要問い合わせ)
2004年製 フェラーリ エンツォ(価格は要問い合わせ)
2004年製 フェラーリ エンツォ(価格は要問い合わせ)
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 エンツォは、まだ売却されていないベッテルの所有車の中で最も価値のある車だ。ディーラーのハートレーJr.も「現在各地で売りに出されている車の中では最も優れたもの」として、価格を公表していない。6リッターV12エンジンを搭載しており、セミオートマチックトランスミッションなどF1の技術も取り入れられたエンツォだが、今回出品された車の走行距離は1,112マイル(1,790km)であり、これもあまり使われなかったことが伺える。

1996年製 フェラーリ F50(売却済)
1996年製 フェラーリ F50(売却済)
1996年製 フェラーリ F50(売却済)
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 F50はベッテルが売りに出した車の中で最も古いものであり、このモデルが発売された当時ベッテルがまだ8歳だったことを考えれば、幼少期の彼にとって憧れの1台だったのかもしれない。F50の最大の魅力は、90年代初頭のF1エンジンをベースに開発された4.7リッターV12エンジン。この車は元々デンマークで納車されたもので、2015年にベッテルがスクーデリア・フェラーリに加入してすぐ購入した。25年物でありながら走行距離は4,312マイル(6,942km)となっており、コレクターにとっては魅力的な1台であったため、既に買い手が見つかっている。

2016年製 フェラーリ F12TDF(750,000ポンド=約1億1006万円)
2016年製 フェラーリ F12TDF(750,000ポンド=約1億1006万円)
2016年製 フェラーリ F12TDF(750,000ポンド=約1億1006万円)
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 フェラーリ移籍2年目の2016年にベッテルがオーダーした鮮やかなイエローのF12TDFは3層のペイントがされており、シートのヘッドレストに“Vettel”のロゴがあしらわれている。車名にある“TDF”とはツール・ド・フランス(著名な自転車レースではなくラリーイベント)の略であり、フェラーリはこのラリーを何度も制している。6.3リッターV12エンジンを搭載しているこのマシンは738マイル(約1,188km)しか走行しておらず、サービス履歴を見てもほとんど使用されていないことが伺える。

2015年製 フェラーリ 458スペチアーレ(350,000ポンド=約5136万円)
2015年製 フェラーリ 458スペチアーレ(350,000ポンド=約5136万円)
2015年製 フェラーリ 458スペチアーレ(350,000ポンド=約5136万円)
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 この458スペチアーレはベッテルが新車としてオーダーした初めてのフェラーリだ。メタリックブラックにゴールドのラメ状ペイントがあしらわれた特別仕様となっており、カーボンシートのヘッドレストの部分にはこれも“Vettel”のロゴが入っている。4.5リッターV8エンジンを搭載しており、走行距離は1,905マイル(約3,067km)となっている。

2009年製 メルセデス・ベンツ SL65 AMG ブラックシリーズ(275,000ポンド=約4035万円)
2009年製 メルセデス・ベンツ SL65 AMG ブラックシリーズ(275,000ポンド=約4035万円)
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 このSL65は、ベッテルがレッドブル時代の2009年、アブダビGPで優勝した際にレース主催者から贈られたものだ。6リッターV12エンジンを搭載したSL65の“ブラックシリーズ”は350台しか生産されていない限定バージョンで、カーボンファイバーが多用されている上にボディワークの変更も行なわれている。走行距離は1,752マイル(約2,820km)だ。

2010年製 メルセデス・ベンツ SLS AMG(175,000ポンド=約2568万円)
2010年製 メルセデス・ベンツ SLS AMG(175,000ポンド=約2568万円)
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 ベッテルはF1のセーフティカーを見るのが好きであり、その1台を自分のものにしていた。AMG初のコンプリートカーであるSLSは6.3リッターV8エンジンを搭載。2010年から2012年にかけてF1のセーフティカーとして活躍した。これはベッテルがレッドブル時代にオーダーしたものであり、走行距離は4,305マイル(約6,931km)となっている。

2002年製 BMW Z8 ロードスター(175,000ポンド=約2568万円)
2002年製 BMW Z8 ロードスター(175,000ポンド=約2568万円)
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 キャリア初期にBMWからの支援を受けていたベッテルだが、フェラーリ1年目の2015年にアメリカのオーナーから5リッターV8エンジンのZ8を購入した。その後ベッテルはZ8をスイスに送り込み、電子機器などを米国仕様から欧州仕様に変更した。発売から20年近く経過しているモデルにも関わらず、それでも走行距離は13,494マイル(約21,725km)に留まっている。

 

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