マルク・マルケスが帰ってきた! 開幕戦での負傷から回復、フランスGPでの復帰が決定
レプソル・ホンダは、MotoGP開幕戦での怪我により欠場が続いていたマルク・マルケスが、今週末のMotoGP第5戦フランスGPで復帰することを発表した。
写真:: Gold and Goose / Motorsport Images
レプソル・ホンダのマルク・マルケスが、MotoGP第5戦フランスGPで復帰することが発表された。
マルケスは、3月26日に行なわれた開幕戦ポルトガルGPの3周目にRNFアプリリアのミゲル・オリベイラと衝突。このクラッシュでマルケスは右手親指の付け根を骨折してしまった。
同日夜にマドリードで手術を受けたマルケスは、1週間後の第2戦アルゼンチンGPと4月中旬の第3戦アメリカGPも欠場することになったが、4月末の母国スペインGPで復帰することを望んでいた。
しかし医療チームから、ヘレスでの出走は回復中の親指に過度の負担をかける恐れがあり、これ以上のダメージはキャリアの終わりを意味すると警告されたマルケスは、スペインGPでの復帰を取りやめた。
そのため、スペインGPではスーパーバイク世界選手権(WSBK)でホンダに所属するイケル・レクオナが代役を務めた。
ヘレスでマルケスは、フランスGPに間に合うように体調を整えたいと語っていたが、今週初めに行なわれたCTスキャンで、マルケスは走行可能な状態にあることが確認された。
「レプソル・ホンダチームに戻り、またバイクに乗れることを本当に嬉しく思っている」
そうマルケスはコメントした。
「まず、この数週の間アドバイスをしてくれたメディカルチームとそのプロフェッショナリズムに感謝したい」
「もちろんライダーとしてはできるだけ早く復帰したいものだけど、怪我を治すことが本当に重要だった」
「今、僕はここにいて、ライディングに完全に集中しているんだ、怪我は完治しているから心配はない。フランスGPで何が起こるか見てみよう。最も重要なことは、自分の最大限の力を発揮することだ」
マルケスは、ポルトガルGPでのオリベイラとの接触により、ダブルロングラップペナルティを科された。このペナルティは第2戦アルゼンチンGPを対象にしたものだったが、後にマルケスの復帰戦での適用に変更された。
これにホンダは法的根拠に基づいて上訴。その決着が先日ついたばかりだ。
結果としてFIM控訴裁判所はペナルティを無効と判断している。そのため、マルケスがフランスGPでこのペナルティを受ける必要はなくなった。
一方、フランスGPではそのオリベイラが欠場となる。前戦スペインGPでファビオ・クアルタラロ(ヤマハ)と接触し、負傷してしまったからだ。彼の代役は、アプリリアのテストライダーであるロレンソ・サヴァドーリが務める。
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