目次
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ー アイドルを退いたあとも続く“プロとしての自覚”
Page 2
ー 所属タレントの熱愛交際、事務所の対応に変化
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ー ポッドキャストでも配信中!

『ハロー!プロジェクト』(以下、ハロプロ)は、モーニング娘。(現・モーニング娘。'23)ら多数のグループを擁するアイドル界の一大勢力だ。卒業後のOGを見ると、ソロとして活躍するメンバーがいる一方、大物のスポーツ選手やタレントなどと恋愛や結婚をし、良好な関係を続けているというケースも多々見受けられる。

 元・℃-uteの鈴木愛理は、記憶に新しいカタールW杯のスペイン戦で劇的な逆転ゴールを決めたサッカー日本代表・田中碧選手との交際を宣言しハッピーオーラ全開。元・カントリー娘。の里田まいは、メジャーリーグで活躍し現在は楽天ゴールデンイーグルスに所属するプロ野球の田中将大選手の妻となり順風満帆な夫婦生活を送っている。

 グループアイドルの第一線で活躍してきた彼女たちはなぜ、大物男性たちの心をつかみ、円満な関係を続けていられるのか。ハロプロなどアイドルを長年追ってきた芸能ジャーナリストの佐々木博之氏は「芸能界での経験が理由のひとつ」と語る。

アイドルを退いたあとも続く“プロとしての自覚”

「OGの多くは、AKB48が登場する以前からグループアイドルのメンバーとして活躍していました。そのうえで、メンバーの多くが芸能活動開始の年齢が低く、年齢のわりに芸歴が長いことが影響していることが考えられます。例えば、2007年に俳優・杉浦太陽さんと結婚して4人の子を授かった元・モー娘。の辻希美さんは、加入当時は12歳でした。幼いころから芸能界で有象無象の大人を見てきた彼女たちですから、変な男にだまされない“審美眼”が養われていたのでしょう。

 今では“恋愛禁止”がアイドルの常識になっていますが、当時のハロプロはメンバーたちが幼すぎて、そのルールすらなかった。それでも、アイドルの活動に打ち込む環境で『アイドルの恋愛はご法度』と刷り込まれていたはずですから。アイドルを退いたあとも“プロ”としての自覚を持ち続けているのも、大物男性の心をくすぐる理由ではないでしょうか」(佐々木氏、以下同)

 とはいえ、グループのメンバーであった時代に浮名を流していなかったのか。現役アイドル当時の状況を知る佐々木氏は、全盛期の彼女たちを振り返る。

何せ当時の彼女たちは売れていたし、めちゃくちゃ忙しかったですから。コンサートのリハーサルや本番、テレビ出演などの過密なスケジュール下では、恋愛に明け暮れている暇がなかったはず。少なくとも、私自身は裏話を聞いたことはなかったです

 ただ一部、スキャンダルで世間をにぎわせるメンバーもいた。そのひとりが元・モー娘。の矢口真里だ。'05年4月には当時はまだ若手だった小栗旬との交際が報じられると、同年1月に3代目リーダーに就任していた矢口は、スキャンダル発覚とともに脱退を決意。わずか3か月ほどで決断する潔さも見せた。その後、中村昌也と結婚するも、現在の夫である元モデルの一般男性との浮気が発覚し離婚。しかし今は、その一般男性との間に2人の子を授かり、SNSに家族ショットをアップするなど幸せな夫婦生活を送っている。