富山県砺波市の「となみチューリップフェア」満開宣言 1日で5万人来場

満開宣言が出た会場でチューリップを楽しむ来場者=砺波チューリップ公園

 富山県砺波市で開かれている「2024となみチューリップフェア」の運営本部は開幕6日目の28日、フェアのメイン会場・砺波チューリップ公園(同市花園町)が満開になったと発表した。晴れ渡ったこの日は3連休の中日とあって5万人が来場し、鮮やかに咲き誇る花を楽しんだ。1日の来場者が5万人に達したのは2014年5月4日以来10年ぶり。

 昨年は暖かい日が続いてフェア開幕日に満開宣言が出たが、今年は例年並みとなった。高さ約40センチの展望デッキを新たに設けたパノラマテラスでは、大勢の家族連れらが大花壇やチューリップタワーを一望できる景色を堪能していた。

 家族4人で訪れた石川県加賀市の会社員、下出真(まこと)さん(33)は「満開だとは知らなかったが、タイミング良く来られてうれしい」とにっこり。娘の琴子さん(7)は赤いチューリップがお気に入りで「たくさんあってきれい」と喜んだ。

 フェアは北日本新聞社後援。

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