輝く国宝に復興祈る 富山県高岡市・瑞龍寺で春のライトアップ

鮮やかにライトアップされた山門=瑞龍寺

 国宝瑞龍寺(富山県高岡市関本町)を舞台にした「春のライトアップと門前市」が29日開幕し、大伽藍(がらん)が幻想的に彩られた。能登半島地震からの復興を願うプロジェクションマッピングもあり、迫力ある光の演出に来場者が見入った。5月1日まで。 

 山門、仏殿、法堂(はっとう)の国宝や国重要文化財を色とりどりの光で照らした。プロジェクションマッピングは山門横の回廊の壁面をスクリーンに見立て、「龍(りゅう)が導く未来の道」をテーマに投影。北陸新幹線の敦賀延伸に伴い、北陸に明るい未来が到来するイメージ映像を繰り広げた。門前市は富山、石川両県の10店が自慢の味でもてなした。

 ライトアップは午後7時~同9時半。30日は、会場と高岡御車山(みくるまやま)祭宵祭が開かれる山町筋、イオンモール高岡を無料シャトルバスで結ぶ。実行委員会主催、北日本新聞社など共催。

傘を差した人たちが幻想的に照らされた瑞龍寺を楽しんだ
大勢の人が訪れた

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