町田-神戸 前半45分、初先発でプロ初ゴールとなる先制点を決め、跳び上がって喜ぶ神戸の山内(撮影・井川朋宏)

 攻守の要を欠く神戸の非常事態を救ったのは、初先発のルーキー山内だった。前半終了間際、ペナルティーエリア内のこぼれ球に右足を振った。「(フリーで)時間があったので、周りの状況がすごくきれいに見えていた」。ゴール右上へ冷静に突き刺すと、聖地に集った4万人近くの視線を浴び、跳び上がって両拳を握りしめた。