美術品としての人気も高い「日本刀」 ※画像はイメージです(tamu/stock.adobe.com)

美術品としての人気も高い日本刀ですが、実際に自分自身や知り合いなどが所持している人はどれくらいいるのでしょうか。全国の男女1669人に聞いたところ、3.8%の人は「自身が持っている・持っていた」、また10人に1人が「親せきや知り合いに持っている人がいる」と回答しました。なお、自身が日本刀を入手した経緯については、「時代劇のファンだったので」「祖父が持っていたので譲り受けた」などの声が寄せられたそうです。 

株式会社NEXER(東京都豊島区)が運営する『日本トレンドリサーチ』と『永楽堂』が共同で2023年9月にインターネットで実施した調査です。

まず、「あなたは日本刀を所持していますか」と聞いたところ、3.8%の人が日本刀を「持っている・持っていた」と回答しました。そこで、「日本刀を入手した経緯」について聞いたところ、以下のようなコメントが寄せられました。

▽時代劇のファンだったので(20代男性)
▽祖父が持っていたので譲り受けた(50代男性)
▽骨董品屋で購入(30代女性)
▽実家の蔵にあった(20代女性)
▽居合道をやっていた頃知り合いから譲り受けた(70代男性)

さらに、「どんな日本刀を持っていますか」と聞いたところ、「もう手放したが、日本刀の脇差」(70代男性)、「祖父が知り合いの刀鍛冶に作ってもらったもの」(30代女性)、「大小ふたふりの刀。大刀には小刀の手裏剣が付く」(50代男性)、「同田貫正国」(50代男性)といった回答がありました。

次に、「親せきや知り合いに、日本刀を持っている人はいますか」と聞いたところ、11.2%の人が「いる」と回答。そこで、こちらも「どんな日本刀を持っていますか」と聞いたところ、以下のような回答が集まりました。

▽有名な日本刀の摸造刀(40代男性)
▽織田信長の刀らしい(60代女性)
▽来 初代「国俊」太刀 「長曾祢虎徹」刀脇差 他四振 銘未確認(50代男性)
▽田舎の実家に飾ってある、天井に近い所で銘柄は見えない(70代女性)

さらに、「日本刀を所持している・していた」と回答した64人に、「日本刀を売却したことはありますか」と聞いたところ、15.6%の人が「日本刀を売却したことがある」と回答。

ちなみに、「売却した場所・理由」については、「『古物商』より欲しい人のニーズを満たすため」(30代男性)、「『美術品購入業者』手入れが大変だから」(70代男性)、「『刀専門店』所持に許可が必要のため」(50代女性)、「『骨董品屋』価値を確かめたかった」(60代男性)といったコメントが寄せられました。