滋賀県草津市で「待機児童」4年ぶりに発生 未就学児人口減少も

滋賀県草津市

 滋賀県草津市はこのほど、4月1日時点の待機児童が17人発生したと発表した。市内で年度当初に待機児童が出るのは4年ぶり。

 市幼児課によると、近年未就学児の人口は減少している一方で、共働き世帯が増えていることや、就労形態の多様化で、保育所の入所申込者が増加。市は前年度比で定員を28人拡大したが、申込者は189人増え、129人が入所できなかった。預け先はあるものの希望に合わず入所を断念した「潜在的待機児童」は前年度より39人増の112人いた。

 同課は「さらなる保育士の確保に努めていきたい」としている。

© 株式会社京都新聞社