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公開日:2024/04/10 更新日:2024/04/10

「ハラスメント」を意識して萎縮した経験がある人が7割越え。若手社員への弊害も/株式会社Voicyによる調査

株式会社Voicyが運営する音声プラットフォームVoicyは、新年度に合わせて「若手社員への育成に関する意識調査」を実施し、結果を発表した。その内容を一部抜粋して紹介する。

本ニュースのサマリー
  • ハラスメントを意識して、若手社員へ厳しいことを言うのを躊躇したことがあると75.5%が回答
  • 若手社員へ厳しいことを言うのを「よく躊躇している」のは50代が最多
  • 若手社員に伝えたいけど言えないことは「嫌なこともやらなきゃいけない」「納得いかなくてもまずやってみて」
  • 若手社員に厳しくできないことで考えられる弊害は「若手が成長しない」と約6割が回答

ハラスメントを意識して、若手社員へ厳しいことを言うのを躊躇したことがあると75.5%が回答

回答者にハラスメントを意識して、若手社員へ厳しいことを言うのを躊躇したことがあるか尋ねたところ、「どちらかといえば躊躇している」(41.2%)が最多となり、次いで「躊躇している」(18.6%)、「よく躊躇している」(15.7%)と続いた。合算すると75.5%の人がハラスメントを意識して厳しいことを言うことに萎縮している「ハラ萎縮」経験があることがわかった。

画像:株式会社Voicy 2024年4月9日 ニュースリリースより引用

若手社員へ厳しいことを言うのを「よく躊躇している」のは50代が最多

また、年代別に「よく躊躇している」の回答を見ていくと、「50代」(17.5%)が最多となり、次いで「40代」(16.5%)、「30代」(12.3%)、「20代」(10.5%)と続き、年代が上がるごとに若手社員へ厳しいことを言うのを躊躇する度合いが高まることがわかった。

画像:株式会社Voicy 2024年4月9日 ニュースリリースより引用

若手社員に伝えたいけど言えないことは「嫌なこともやらなきゃいけない」「納得いかなくてもまずやってみて」

若手社員に伝えたいけど、ハラスメントを気にして言えないことを尋ねたところ、「嫌なこともやらなきゃいけない」(47.3%)が最多となり、次いで「納得いかなくてもまずやってみて」(45.3%)、「まずは質より量である」(25.9%)と続いた。

画像:株式会社Voicy 2024年4月9日 ニュースリリースより引用

若手社員に厳しくできないことで考えられる弊害は「若手が成長しない」と約6割が回答

若手社員に厳しくできないことで考えられる弊害を尋ねたところ、「若手が成長しない」(59.5%)が最多となり、次いで「組織運営がうまくいかない」(41.4%)、「事業が伸びない」(38.3%)と続いた。

画像:株式会社Voicy 2024年4月9日 ニュースリリースより引用

調査概要

若手社員指導に関する意識調査2024
■調査主体:音声プラットフォームVoicy
■調査方法:インターネット調査
■調査期間:2024年3月25日〜27日
■調査対象:男女/20代〜50代/会社員、会社役員または経営者
■有効回答:645人

ニュース情報元:株式会社Voicy