前回職場でぎこちないやりとりをしたり、ちょっとしたミスをした時のことを思い出してみてください。
自分の反応はどういうものでしたか?
『No Hard Feelings: The Secret Power of Embracing Emotions at Work』の著者であるLiz FosslienとMollie West Duffyは、そのことが頭から離れないのであれば、「Glamour」で取り上げられていた以下の質問を自問してみることをすすめています。
ストレス度チェックリスト
簡単な自己評価チェックをしてみてください。このうちのいくつが自分に当てはまりますか?
・10分間仕事のメールをチェックしなかったら気になってしまう。
・友だちに「久しぶりだね、どうしてたの?」と聞かれたら、大したことない仕事の不満を細かく話し始める。
・その後、話していた不満に関する夢を見る。
・夕食時、スポーツジムにいる時、寝ようとしている時も、仕事のことが頭から離れない。
・自分の気分が仕事の状況に完全に左右されている。
仕事のことでストレスを感じるのは普通ですが、上記の項目のほとんどに当てはまるようなら、FosslienとDuffyの言うように、深呼吸をして気にしないようにした方がいい時期です。
自分のことを気にかけるタイミング
確かに、言うは易く行うは難しです。劇的にストレスを減らすような切り替えはなかなかできません。
しかし、自分にプレッシャーをかけないようにするために、簡単にできることがいくつかあります。
著者たちはこのように書いています。
仕事に没頭しないようにするというのは「仕事のことを気にするな」という意味ではありません。「もっと自分のことを気にかけよう」という意味です。
たとえば、好きな人たちと一緒に過ごす時間や、気兼ねなく楽しめる旅行に行く時間を捻出しましょう。
自分の生活を振り返って、夜10時まで会社で仕事をしていればよかったと思う人はほとんどいない、ということを思い出してください。
では、どうすればいいのかをご紹介しましょう。
メールに返信だけする
メールをチェックし、返信をする時間を取ります。メールを読み、1日のうちで返信に集中できそうな時間が来るまで待つのではありません。
メールはあなたを悩ますだけです。もっと心配になり、生産性が下がります。
私は生産性に関する、この頭文字と言葉を思い出します。「OHIO:Only Handle It Once(一度にひとつのことだけする)」。
やるべき仕事のことを考えるなら、もしくは返信しなければならないメールがあるなら、それをやって、終わらせましょう。
集中して仕事をする時間を取る
現代のビジネス社会では、どうでもいい些細なことで誰かに必要とされている時間は、常にネットや電源をつないでいなければならないと思ってしまいます。
しかし、会議や電話や予定を入れない1日(もしくは数時間)を取るようにしましょう。そうすることで、作業と作業を行ったり来たりするようなストレスなく、集中して仕事をする時間が持てます。
仕事が終わったことを脳に知らせる
FosslienとDuffyは、仕事が終わり、リラックスする時間だということを脳に知らせる、就業後の儀式のようなものを決めることをすすめています。
「徒歩や自転車で家に帰る、通勤中に瞑想する、音楽を聴く、雑誌を読む、ウェイトトレーニングをするなどは、有酸素運動以上に気分を変えるということが研究で証明されている」と言っています。
もしくは、どんなことでもいいので自分にとって効果のあることをしましょう。個人的には、地下鉄を最寄り駅の数駅前で降りて、しばらく歩くことで、仕事モードから解放されます。
のんびりと過ごす夜を自分に許そう
上記の3つだけで、仕事の不安や心配がすべて解消されるわけではありませんが、仕事以外の自分の時間を充実させる準備はできます。
FosslienとDuffyはこう書いています。
「仕事や会社で無理をしてきたのであれば、家に帰って、楽な格好をして、のんびりと夜を過ごすことを自分に許してあげましょう。仕事は明日もやってきます」。
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Image: d3sign/GettyImages
Source: No Hard Feelings: The Secret Power of Embracing Emotions at Work, Glamour
Alicia Adamczyk - Lifehacker US[原文]