肩書きを与えると責任感が芽生える
子どもに喜んで家のお手伝いをしてもらうコツとして、正式な肩書きをつけてあげることをおすすめします。
私は、娘が5歳の時「オレンジ見張り番」という肩書きをあげました。家にあるオレンジのストックが少なくなってきたら、パパやママに知らせて、お店で新しいオレンジを選び、袋に詰める仕事です。
娘はこの仕事に本気で取り組み、あらゆる種類のオレンジについて勉強し、試食して次はどのオレンジを買うべきか決めてくれました(確か、カラカラ・ネーブルオレンジに軍配が上がったと思います)。
娘は自分の仕事に責任感を持ち、また、家には常にオレンジがたっぷり常備されるようになったので、一石二鳥でした。
子どもの「仕事内容」は厳密に
人は誰でも、素敵な肩書きを持ちたいと思っていて、それは子どもも例外ではありません。
娘がお手伝いをしてくれている姿を映した写真をFacebookのOffspringグループに投稿したところ、ほかのメンバーも自分の子どもにつけた「正式な肩書き」をシェアしてくれました。
Emilyさんは、「我が家の11歳の娘は、『キッシュ・マスター』です」と話しています。
「週に一度、夕食にキッシュを作ってくれるんです。また、今までに試した具材(肉や魚・チーズ・野菜)の配合をスプレッドシートに記録しています」。
Tamiさんの子どもたちは、交替で「お掃除監査役」になるそうです。
「これは、ノートを手に各部屋を巡回して、さまざまな雑用がきちんと行なわれているか『監査』する仕事です。
『布団がたたまれている』『引き出しがしっかり閉まっている』『床におもちゃがころがっていない』などの項目のチェックリストがあって、ちゃんとした『仕事』なんです」とTamiさんは言います。
Tamiさんは確認済みのチェックリストを受け取ると、まだ終わっていない雑用を「最終監査」の前に子どもたちに片づけてもらうようにしています。
子どもたちはこのやり方が大好きで、特に5歳の息子さんは当番になると「監査役」の特別な帽子をかぶるそうです。
子どもに決まった仕事を任せてみよう
読者の皆さんも、子どもに何か肩書きを与えてやる気にさせてみてはいかがでしょうか。仕事が具体的であればあるほど、子どもは熱心になります。
たとえば、「タッパー整理担当ディレクター」「幅木掃除のスペシャリスト」「玄関のシューズコーディネーター」などはどうでしょうか。
どれも少しばかり子どもに働いてもらう必要がありますが、肝心なことは「きっとできる」という信頼を子どもに寄せて、子どもに仕事を任せることです。
ただし、この子育てハックには賞味期限があることをお忘れなく。17歳の子どもを「ゴミ片づけ最高責任者」に任命しても、喜んでくれるどころか呆れられるだけです。
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Photo: Michelle Woo
Source: Facebook
Michelle Woo – Lifehacker US[原文]