2017年7月19日の記事を再編集のうえ、再掲しています。
ネットワーキングイベントに行くとたくさんの人と出会いますが、ワインを何杯か飲んで帰宅した後、結局誰とどんな話をしたのか、うまく思い出せないことはありませんか?
そもそも名前を覚えること自体が簡単なことではありません。たくさんの人と一度に知り合えば、なおさら困難となります。
とはいえ、出会った人全員の名前を確実に記憶し、世間話と握手を交わしたことをムダにせずに済む方法がないわけではありません。
会話の中で相手の名前を繰り返し口にする
誰かを紹介されたら、会話の中でその人の名前を何度も口にするようにします。
「それは本当にすばらしいことですね、サリー」とか、「ボブ、お会い出来て光栄です!」などです。
会話の中で相手の名前を繰り返し口にすることで、記憶を強化することができます。
名刺をもらう
会話が終わるころに、名刺をもらえないかと尋ねてみましょう。名刺には肩書とともに、その人の名前がまず間違いなく書いてあります。
あなた自身もポケットの中に名刺をいっぱい詰め込んでイベントに出かけてください。
オフのときでも、知り合った人に連絡先を教えられるよう、名刺を持ち歩くとよいでしょう。大きなチャンスにつながる出会いが、いつどこであるかはわかりません。
メモをとっておく
ドラマ『ゲーム・オブ・スローンズ』について、ボブと楽しい会話をした? サリーさんから、子犬のしつけ方を教えてもらった?
もらった名刺に、その人にまつわることを簡単にメモしておきましょう。
基本的には、相手と別れた後でメモをとりますが、私は、おっとこれは覚えておかなくてはいけないな、などと冗談ぽく言いながら、わざと本人の目の前でもメモをとるようにしています。
話した内容について簡単なメモをとっておけば、1日のうちに3人のジョンと出会ったり、100枚の名刺を家に持ち帰ったりした夜にも、誰と何を話したのかを忘れずに済みます。
名前をもう忘れた?
まだイベントに参加している最中に、知り合ったばかりの人の名前を忘れてしまったときは、その人をほかの誰かに紹介してみましょう。
その人の名前を口にせずに、誰かに紹介する方法はたくさんあります。名前がわからなくなってしまった相手をほかの誰かに紹介すれば、本人自ら、もう一度名前を名乗ってくれます。
今度こそ名前を聞き逃さず、しっかり覚えるようにしてください。
「サラと会ったことありますか?」とか「あなたたちは知り合いになるべきね」などと言いながら誰かに紹介すれば、もう一度名前を聞くことができるはずです。
また、紹介した相手がすでに顔見知りだったとしても、「あー、XXさん(忘れてしまった人の名前)ね。ずっと前から知り合いだよ!」などというセリフを聞くことができるでしょう。
翌日にメールを送る
私がこの方法を聞いたのは何年か前ですが、そのときはやってみようとは思いませんでした。イベントの翌日にイベントで出会った人のなかで、もう一度連絡をとりたい人たち全員にメールを送り、あなたに会えてうれしかった、と伝えてください。会話の内容をメモしてあるなら、そのことにも少し触れるとよいでしょう。文面はとにかく簡潔に、感じのよいものにしてください。たとえば次のような感じ。
サリー、
昨日は異業種交流会でお会いできてよかったです。
Netflixでのお仕事の話、ほんとに面白かったです。
またお会い出来ることを楽しみにしています。
アイルランド旅行、楽しんでくださいね!
エミリー
品がよく見えるだけでなく、このメールにはいくつもの効用があります。
1. メールを受け取った相手があなたのことを思い出します。
おそらく相手も前日に100人あまりの人と知り合いになっていることでしょう。メールを送ることで、あなたは群衆から頭1つ抜け出すことができます。
2. コミュニケーション・チャネルを開き、昨夜の会話の続きをすることができます。
3. 半年後に、「あのNetflixで働いている女の人は何て名前だったかな?」と疑問に思ったときに、受信トレイを「Netflix」で検索すれば、名前もわかるし、いつどこで出会ったかも確認することができます。
また、メールを送っておいたおかげで、追伸のメールを出しても不自然にはならないし、その人の個人的な情報も思い出せるので、メールも書きやすくなります。
たとえばサリーに、アイルランド旅行はどうだったかと尋ねるメールを送っても何ら問題はありません。
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Image: DGLimages/Shutterstock.com
Emily Price - Lifehacker US[原文]