リモートワークで生産性が上がらないと感じたときは、時間の管理を意識すると改善点が見つかるかもしれません。今回は、定番のものから手軽に使えそうなものまで、時間管理に役立つツールを3点ご紹介します。
時間とおりに作業が捗らないと感じている方も、試すことでその有用性が実感できるんじゃないでしょうか。
自動で生産性を集計してくれる『RescueTime』
まずはタイムトラッキングツールの王道『RescueTime』のご紹介です。Mac/Windows/Linux版のデスクトップアプリとChrome拡張機能が利用できます。
パソコンに常駐してウェブサイトやアプリの使用時間をトラッキング、合計時間と生産性をグラフで示してくれます。青系が生産的、赤系が非生産的となっていて、その日の生産性が一目瞭然。自分では仕事に励んでいたつもりでも、意外に気が散っていた事実が判明したりします。
ちなみに、ウェブサイトやアプリの種類に応じて生産性レベルが集計され、事前にカテゴライズされていないものは自分で登録可能です。
設定を除いて、トラッキングから集計までをすべて自動でこなしてくれるのが『RescueTime』の便利なところ。恣意的な介入や手間、操作漏れがないぶん正確に改善点が把握できます。
『RescueTime』は公式ページから利用可能。閲覧サイトを制限するフォーカスタイムやリマインダーの通知、オンラインミーティング時間のトラッキングや詳細なレポート機能が利用できるプレミアムプラン(月額12ドル:約1200円)もあります。
Slackのチャットボットで時間管理する『Time』
時間管理ツールに馴染みはないけどSlackは常に立ち上げているという方も多いでしょう。そういった方はSlackのチャットボットを通じてタイムトラッキングする手があります。
Slackに『Time』を追加すると、「/t」コマンドを入力するだけでタイムトラッキングできるようになります。
たとえば、事務作業なら「/t 事務作業」とメッセージすれば、事務作業タスクのトラッキング開始。同様に「/t finish」で終了です。「/t call」でオンラインミーティング、「/t break」で休憩といったコマンドは簡単に参照できますし、すぐに活用できるのではないでしょうか。
グループでの利用も想定されていて、同じタイムゾーンでオンラインのメンバーを確認することもできます。
タスクにかけた時間はダッシュボードからまとめて確認を。使い慣れているSlackがそのまま利用できるとなれば、今度こそ時間管理が血肉化し、生産性の向上に役立てられそうです。
『Time』は公式ページから追加できて、月額10ドル(約1000円)で利用可能。10日間は無料で試せます。
リモートでタイマーが共有できる『cuckoo』
最後は簡単にリモートでのタイマー共有ができるサービス『cuckoo』のご紹介です。
利用するには、ニックネームを入力してセッションのURLを設定/共有。タイマーを開始するだけです。
オフィスで仕事するときに比べて、気持ちが散漫になりがちなリモートワークですが、オンラインでのタイムプレッシャーをつくり出すことで集中して仕事できそう。
また、オンラインミーティングのときなどに利用すれば、メンバー間で終了時間が意識できるんじゃないでしょうか。
5や10など、時間が表示されたバブルをクリックするデザインもシンプルで快適。パーソナルなタスク遂行用のタイマーとしても有用でしょう。
『cuckoo』は、サービスのウェブページにアクセスするだけでユーザー登録なしで利用できます。
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Source: RescueTime , Time , cuckoo
Screenshot: 山田洋路 via RescueTime , Time , cuckoo