Appleは来月、iPhoneにユーザー自身の音声を追加する機能など、以前発表したアクセシビリティのアップグレードを含むiOS 17を発表すると思われます

しかし、その大々的なアップデートを待つ間に、iPhone用にiOS 16.5が公開されたので、それについて触れたいと思います。

Appleは、現地時間5月18日(木)午後1時にiOS 16.5を公開しました。これはAppleがソフトウェア・アップデートをいつも公開している時間です。

同社はこのアップデートを約2カ月間テストしてきましたが、5月28日にiOS開発者向けに最初のベータ版をリリースする予定です

今となっては、iOS 16.5は特に大がかりなアップデートではないことがわかります。しかし、iOS 17の公開が目前に迫っていることを考えると、それは当然かもしれません。

また、iOS 16の発売以来5回目のメジャーなアップデートなので、iOS 17に移行する直前に今さらiOS 16に構築すべきものはそれほどないでしょう。

iOS 16.5の新機能と変更点

とはいえ、紹介すべき新機能と変更点があることも事実です。

Appleのリリースノートによると、iOS 16.5ではLGBTQ+の権利を啓発する活動が世界中で行われるプライド月間(毎年6月)用の新しいプライド・セレブレーション・ロックスクリーンの壁紙が導入されています。

これは、同社が今月はじめに発表した新しいプライド・エディションApple Watchスポーツバンドとのシンクロです。

Image: Apple
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Apple Newsには、他にも2つの新機能があります。

ひとつは新しいスポーツタブで、お気に入りのスポーツチームや試合に関する記事、スコアなどをチェックすることができます。

また、Apple Newsの「My Sports」のスコアやスケジュールカードには、ユーザーが注目している試合の詳細が掲載されたページが表示されるようになります。

今回のアップデートでは、Spotlightが機能しなくなる問題や、CarPlayのPodcastアプリがコンテンツを読み込まない問題、設定がリセットされたりデバイス間で同期しなくなるスクリーンタイムのバグなど、以前のバージョンのiOSで認知されていたエラーも修正されます。

このアップデートは、おそらくセキュリティ上の欠陥もパッチ(部分的に調整)しているはずですが、Appleはまだセキュリティ・アップデートのページを更新していないので、それに関する変更は記載されていません。

今回のセキュリティパッチは、ソフトウェア・アップデートの合間にセキュリティに関わる重要な改善点を配信するための緊急セキュリティ対応(Rapid Security Response)と同じようなものかもしれません。

その場合、iOSをフルにアップデートしなくてもセキュリティパッチを発行できるので、そのセキュリティ対応をインストールしなかったデバイスに一部修正を加えることが目的でしょう。

iPhoneにiOS 16.5をインストールする方法

iOS 16に対応しているiPhoneなら、iOS 16.5をインストールすることができます。

やり方は、「設定」→「一般」→「ソフトウェア・アップデート」と進みます。iOS 16.5が表示されたら、「ダウンロードしてインストール」をタップし、画面の指示に従ってアップデートをiPhoneにインストールします。

自動アップデートを有効にしていると、アップデートは勝手にインストールされます。

ただし、この機能の設計のされ方によってはアップデートがインストールされるまでに何週間もかかることがあります

ですから、iOS 16.5を最速でインストールするには、上記のやり方でユーザー自身がインストールするのが一番です。

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Source:Apple, Mashable, Xda