法人カードの中でもコスパがいいと評判の「セゾンプラチナ・ビジネス・アメリカン・エキスプレス・カード」。年会費22,000円(税込)で、コンシェルジュサービスを受けられたり、ホテル・レストランを優待価格で利用できたりと、年会費以上の特典があるのが魅力です。
しかし、アメリカン・エキスプレス・カードは、ステータス性が高いことで有名ですから、審査に不安を抱える方もいるのでは?
さらにビジネスカードは他にもさまざまな会社があり、種類も豊富ですから、本当にセゾンプラチナ・ビジネス・アメリカン・エキスプレス・カードがお得なのか、疑問に思う方もいるでしょう。
そこで今回は、セゾンプラチナ・ビジネス・アメリカン・エキスプレス・カードの審査難易度と所有するメリット・デメリットを解説していきます。
年会費 | 本会員:22,000円(税込) |
限度額 | 最大9,990万円 |
ポイント還元率 | 基本還元率:0.50%~1.00% |
追加カード | 年会費:3,300円(税込) |
ETCカード | 年会費:無料 |
申し込み書類 | 代表者の本人確認書類のみ |
国際ブランド | American Expres |
発行スピード | 最短3日以内 |
申し込み対象 | 個人事業主・経営者をはじめ、安定した収入があり、社会的信用を有するご連絡可能な方 |
連携できる会計ソフト | freee会計 |
保険 | 海外傷害保険: 最高1億円 |
支払日 | 毎月10日締めの翌月4日 |
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セゾンプラチナ・ビジネス・アメリカン・エキスプレス・カードのメリットは?
セゾンプラチナ・ビジネス・アメリカン・エキスプレス・カードのメリットは以下の8つです。
- 初年度は年会費無料
- JALのマイル還元率1.125%
- ポイントの有効期限がない(永久不滅ポイント)
- 最短3営業日以内で発行できる
- 社員用に最大9枚追加カードを発行可能
- 24時間365日コンシェルジュサービスを利用できる
- プライオリティパスが無料付帯
- 利用限度額が高い
初年度は年会費無料
セゾンプラチナ・ビジネス・アメリカン・エキスプレス・カードの年会費は22,000円(税込)ですが、初年度は無料です。
1年間利用してみて、年会費をペイできるだけのお得さを得られない場合、解約すれば損することはありません。自分にとってどのようなメリットがあるか、1年間じっくりとお試しできます。
JALのマイル還元率1.125%
出張などで飛行機に乗る機会が多い方にとって、クレジットカードによるマイル還元率は重要な条件です。
セゾンプラチナ・ビジネス・アメリカン・エキスプレス・カードなら、ショッピング1,000円毎にJALマイルが貯まる「SAISON MILE CLUB」に登録すると、JALマイル還元率が最大1.125%になります。
さらに、優遇ポイントとして永久不滅ポイントも2,000円毎に1ポイント貯まるのでダブルでお得。SAISON MILE CLUBなら税金の支払いでもマイルが貯まる上、家族カードや社員用の追加カード利用分も対象なので、効率的にマイルを貯めたい方に最適です。
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ポイントの有効期限がない(永久不滅ポイント)
セゾンプラチナ・ビジネス・アメリカン・エキスプレス・カードで貯まるポイントには、有効期限がありません。
有効期限が過ぎ、うっかりポイントが失効してしまう心配がないため、じっくりポイントを貯められます。
家族カード、追加カードで利用した分のポイントも同じく、有効期限がありません。
最短3営業日以内で発行できる
急いで法人カードを利用したい方には、最短3日以内で発行できる「セゾンプラチナ・ビジネス・アメリカン・エキスプレス・カード」が好適です。
クレジットカード、特に法人対象の場合は審査に時間がかかる傾向にあります。急な仕入れや税金の支払いなど、急ぎで発行したい方には大きなメリットでしょう。
郵便事情によりカードが手元に届くまで1週間〜10日ほどかかる場合がありますので、急ぎの場合は早めに申し込みが安心です。
社員用に最大9枚追加カードを発行可能
セゾンプラチナ・ビジネス・アメリカン・エキスプレス・カードは、社員用に最大9枚まで、追加カードを発行できます。
社員に法人カードを持たせることで、立て替え精算などの煩雑な業務を減らし、支出の一括管理が可能です。
利用明細をチェックすれば、領収書の確認も必要ありませんから経理負担を軽減できます。
また、追加カードで利用した分も漏れなくポイントが貯まるため、より効率よくマイルなどを貯めることも可能。貯まったポイントで航空券や備品を購入すれば、経費節減に効果的です。
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24時間365日コンシェルジュサービスを利用できる
プラチナカード会員が、24時間365日利用できるコンシェルジュサービスでは、国内外のホテル、レストラン、ゴルフ、航空券、列車、レンタカー、エンターテイメントなどの予約をサポートしてもらえます。
例えば「取引先と会食する予定があるが、おすすめのレストランを知りたい&予約して欲しい」「急な出張で航空券とホテルを手配したい」といった際に利用すれば便利です。
真夜中でも対応してもらえるので、海外旅行時のトラブル時も安心。「秘書を雇うまでもないが、予約・手配の手間を省きたい」などのケースで頼りになるサービスです。
プライオリティパスが無料付帯
ゴールドカード以上のステータス性が高いカードには、空港ラウンジを無料で利用できる特典が付帯されています。
セゾンプラチナ・ビジネス・アメリカン・エキスプレス・カードはさらに、最低でも年会費99USドルが必要なプライオリティパスも付帯。
国内はもちろん、世界145カ国、600以上の都市1500カ所以上の空港ラウンジ無料利用やショッピング・グルメなどの優待特典を利用できます。
空港ラウンジには無料ドリンクや軽食、アルコールが用意されていることも。プライオリティ・パスなら通常のラウンジよりも上質なVIPラウンジを利用できます。苦痛になりやすい空港での待ち時間も、快適で有意義な時間に変えてくれるでしょう。
利用限度額が高い
セゾンプラチナ・ビジネス・アメリカン・エキスプレス・カードの限度額は、最大9,990万円と高額です。
限度は審査によって異なりますが、法人税の支払いや高額な広告費、仕入れなどに対応できますので、一時的なキャッシュフロー改善にも役立つでしょう。
審査はありますが一定期間限度額を増額することも可能です。
セゾンプラチナ・ビジネス・アメリカン・エキスプレス・カードのデメリットは2つ
セゾンプラチナ・ビジネス・アメリカン・エキスプレス・カードの主なデメリットは、以下の2つです。
- 税金の還元率が改訂された
- 追加カードに年会費がかかる
税金の還元率が改悪された
2024年1月から、税金の還元率が改定されています。
- SAISON MILE CLUBに登録した場合:最大1.25%から0.5%
- SAISON MILE CLUBに登録しない場合:0.5%から0.25%
SAISON MILE CLUBに登録しない場合は、1,000円利用で1ポイントが2,000円利用で1ポイントに下がっていますので注意が必要。高額な法人税の支払いを考えている方は、大きな影響があるため、より還元率の高いカードを検討しましょう。
追加カードに年会費がかかる
セゾンプラチナ・ビジネス・アメリカン・エキスプレス・カードの追加カードは1枚につき3,300円(税込)の年会費がかかります。
最大9枚まで追加できますが、枚数が増えるほどコストが上がりますのでその点だけ注意しましょう。
セゾンプラチナ・ビジネス・アメリカン・エキスプレス・カードは審査が厳しい?難易度解説
一般的にプラチナカードは審査が厳しいとされています。
さらに法人カードともなれば、代表者個人の属性だけではなく、会社の経営・財務状況・資本金なども審査対象となるため、より厳しい審査が予想されます。
セゾンプラチナ・ビジネス・アメリカン・エキスプレス・カードは2019年10月以前までは招待制のカードだったので、ステータス性が高く審査難易度も高いといった印象を持つ方もいるでしょう。
しかし現在は招待制ではなく、ビジネスカードですが個人事業主・会社員・公務員でも申し込み可能です。さらに審査対象は個人なので、登記簿謄本や決算書のご提出は不要です。
会社設立後のスタートアップ企業であっても、赤字企業であっても審査に影響はありません。
審査が甘いわけではありませんが、以下のような条件をクリアしていると通過する可能性が高いカードです。
- 個人事業主・経営者をはじめ、安定した収入があり、社会的信用を有するご連絡可能な方(学生、未成年を除く)
- 信用情報に問題がない
- 他社カードやローンを借りすぎていない
- 年会費を継続して支払えるだけの収入がある
- 6ヵ月以内に複数のクレジットカードに申し込みしていない
他のプラチナカードと比較しても年会費は低めですから、プラチナカードだからといって気負いする必要はありません。
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セゾンプラチナ・ビジネス・アメリカン・エキスプレス・カードの年会費をペイできるのはこんな人
セゾンプラチナ・ビジネス・アメリカン・エキスプレス・カードは以下のような人におすすめです。
- 飛行機の移動が多く、空港ラウンジの利用が多い
- 貯めたマイルで特典航空券を予約する
- 個人事業主・フリーランスで法人カード申し込みができない
- ステータス性の高いカードを持ち、対外的信用をあげたい
- 小規模法人で仮払いなどの煩雑な業務を減らし、経理負担を軽減したい
- 5枚以上の追加カードを発行したい
- 初年度年会費無料で、ビジネスカードを試したい
いくらコスパがいいといっても、22,000円(税込)の年会費をペイできなければ、損をしてしまう恐れもあります。
金額的な面で元を取るなら、マイルでの特典航空券の予約、プライオリティパスによる空港ラウンジの利用、グルメやホテルの優待特典を積極的に利用しましょう。
それ以外では、追加カード発行により支払い管理が楽になること、ステータス性の高さをアピールできる、初年度無料でプラチナカードをお試しできる点も大きなメリットです。
実際に利用してみてわかることもありますので、初めてビジネスカードを作る方や個人事業主・フリーランスの方におすすめできます。決算書不要で申し込みできますから、法人カードの審査に通らなかった方にも好適なカードと言えるでしょう。
セゾンプラチナ・ビジネス・アメリカン・エキスプレス・カードが合わない人におすすめのカード3選
ここまでの解説をチェックして、セゾンプラチナ・ビジネス・アメリカン・エキスプレス・カードが合わないと感じたら、以下の3枚を検討しましょう。
- 三井住友カード ビジネスオーナーズ ゴールド:ポイント還元率が高い
- 楽天ビジネスカード:年会費が格安
- JCB一般法人カード:追加カードの発行枚数に制限なし
三井住友カード ビジネスオーナーズ ゴールド:ポイント還元率が高い
年会費が5,500円(税込)、さらに条件達成で永年無料になる「三井住友カード ビジネスオーナーズ ゴールド」。追加カードも無料なので、セゾンプラチナアメックスよりもコストをかけず所有できる法人カードです
年会費が無料になる条件は、年間100万円以上利用すること。税金などの支払いに利用すれば、難なくクリアできるでしょう。
カード利用額は500万円までと法人カードよりは低めの設定です。高額な決済を必要としない、個人事業主やサブカードとして持ちたい法人には最適。対象の三井住友カードと2枚持ちすれば、Amazon・ETC・ANA・JALの還元率が1.5%になります。
年会費 | 5,500円(税込)※1 |
限度額 | 〜500万円※2 |
ポイント還元率 | 0.5%〜7%※3 |
追加カード | 年会費:無料 |
ETCカード | 年会費:550円(税込) |
申し込み書類 | 代表者の本人確認書類のみ |
国際ブランド | Visa、Mastercard® |
発行スピード | 約1週間 |
申し込み対象 | 満18歳以上の会社経営者(中小企業代表者もしくは個人事業者)の方 |
連携できる会計ソフト | freee会計、マネーフォワード、弥生会計 |
保険 | 海外・国内旅行傷害保険:最高2,000万円(利用付帯) |
支払日 | ①15日締め翌月10日お支払い |
※1:年間100万円のご利用で翌年以降の年会費永年無料。年間100万円利用の対象取引や算定期間等の実際の適用条件などの詳細は、三井住友カードのホームページを必ずご確認ください。
※2:本会員(法人代表者、個人事業主)の方が、三井住友カード発行の個人カードをお持ちの場合、利用枠は合算される。
※3:対象の三井住友カードと2枚持ちかつ対象の利用をすることが条件。商業施設内にある店舗などでは、一部ポイント付与の対象となりません。
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楽天ビジネスカード:年会費が格安
「楽天ビジネスカード」も年会費が2,200円(税込み)と格安のビジネスカード。楽天プレミアムカードと2枚持ちする必要がありますが、それでも年会費の合計額は13,200円です。
freee会計・マネーフォワード等の人気会計ソフトと連携可能で、経費負担を軽減。
国際ブランドは海外シェア率の高いVISAを選べるため、海外出張時も利用に困ることはないでしょう。空港ランジ無料で、プライオリティパスも付帯されています。
しかも楽天市場で買い物すると、100円につき3ポイント貯まります。もちろんETCの利用でもポイントが貯まり、貯まったポイントは、街の加盟店で利用できます。楽天市場で備品を購入する際も使えますので、経費節減にも効果的。
ETCカードの追加も年会費550円で可能(1枚目無料)です。
年会費 | 2,200円(税込) |
限度額 | 最高300万円 |
ポイント還元率 | 1.0%〜 |
追加カード | - |
ETCカード | 年会費:550円(1枚無料) |
申し込み書類 | ・代表者の本人確認書類 |
国際ブランド | Visa |
発行スピード | 約2週間 |
申し込み対象 | 20歳以上で安定した収入のある法人代表者様(会社登記上、代表権を有する方)および個人事業主の方 |
連携できる会計ソフト | freee会計・マネーフォワード等 |
保険 | 国内旅行傷害保険:最高5,000万 |
支払日 | 末締め翌月27日お支払い |
JCB一般法人カード:追加カードの発行枚数に制限なし
年会費1,375円(税込)で利用できる「JCB一般法人カード」。ビジネスカードのコストを極限まで削減したい方におすすめです。ETCカードを複数枚発行しても、年会費は無料。追加カードも年会費1,375円(税込)で追加可能です。
JCB一般法人カードを利用する大きなメリットは、「請求書カード払い」サービスがあること。カード決済に対応していない取引先の支払いも、JCBカードで支払うことができます。一時的なキャッシュ不足に陥っても、40日間支払いを先延ばしできることから、資金繰り改善の面でも頼りになる1枚です。
セゾンプラチナアメックスのような特別なコンシェルジュサービスはありませんが、空港ラウンジ無料、海外・国内旅行傷害保険付帯、ショッピングガード保険も最高100万円まで付帯され、補償も充実。
Amazonやスターバックスなど優待店を利用すると、ポイント還元率が最大20倍までアップするのも魅力です。
年会費 | 1,375円(税込) |
限度額 | 10万〜100万円(※1) |
ポイント還元率 | 0.5%〜1.5% |
追加カード | 1,375円(税込) |
ETCカード | 年会費:無料 |
申し込み書類 | 代表者の本人確認書類のみ |
国際ブランド | JCB |
発行スピード | 約1週間 |
申し込み対象 | 法人または個人事業主 |
連携できる会計ソフト | freee会計、会計王(ソリマチ)、弥生会計 |
保険 | 海外:最高3,000万円(※2) |
支払日 | 15日締め翌月10日お支払い |
※1:JCB法人カードを複数枚お持ちの場合、各カードにはそれぞれご利用可能枠の設定がありますが、同一発行会社のカードにおいて利用できる金額の合計は、カードの設定額のうちで最も高い金額の範囲内となります。一部対象とならないカードがあります。
※2:MyJチェック登録のうえ、JCB一般法人カードで日本出国前に、「搭乗する公共交通乗用具」または、「参加する募集型企画旅行」の料金をお支払いになった場合、海外旅行傷害保険が適用されます。
※3:MyJチェック登録のうえ、 JCB一般法人カードで事前に、「搭乗する公共交通乗用具」、「旅館、ホテル等の宿泊施設」、「参加する募集型企画旅行」の料金をお支払いになった場合、国内旅行傷害保険が適用されます。
まとめ
他社のプラチナカードと比較してもコスパが高いと評判のセゾンプラチナ・ビジネス・アメリカン・エキスプレス・カード。限度額も高く、秘書業務に匹敵するほど優秀なコンシェルジュサービスを利用できるなど、法人・個人事業主にとって魅力満載のカードです。
法人税など税金の支払いでは、2024年1月から還元率が0.5%(SAISON MILE CLUBに登録した場合)に下がっていますが、それ以外では概ね大きなデメリットが見当たらないビジネスカードです。
年会費22,000円(税込)をペイできるだけの魅力があるのか、初年度無料のうちに見極めるのも選択肢のひとつ。年会費の高さが気になるのではあれば、本記事で紹介した「三井住友カード ビジネスオーナーズ ゴールド」、「JCB一般法人カード」と比較検討してみてください。
*記事内容は、執筆時2024年4月のものです。最新情報は各カード会社の公式サイトをご確認ください。
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