鏡にわざわざ「鏡です」と手書き張り紙、なぜ? 「完全にトラップ」…利用者から通路と勘違いすると指摘受け

渡辺 陽 渡辺 陽

「勢いよく降りてってぶつかりかけた鏡がこちらです。左の案内用紙を含めて、罪深すぎじゃないかコレ?」とツイートしたのは、Yuichi ITOH / 伊藤雄一さん(@yuichi_itoh)。そこには、あたかも通路のような巨大な鏡が写っていました。不思議な空間にネットでは「鏡に見えないですね!左の案内用紙も相まって、そのまま奥に進めそうです」と大きな話題となりました。

「たぶん、踊り場での出会い頭の衝突を防止する意図があったのだろうけど…それはそれとして、なんか面白い仕掛けを試したくなる、そそるロケーションっすね」
「まさに『非情階段』」
「完全にトラップですね(^o^;)」
「何ホイホイ?ってくらいの罠」
「向こう側の世界ってどんなのでしょうね?(謎)」
「勢いよく飛び込めば新しい世界が見えるかも」

実際に鏡にぶつかりかけた投稿者に話を聞きました。

ーーどのような状況だったのでしょうか。

「鏡の位置と階段の位置関係から、自分の下り階段が見えないこと、さらに横の壁の矢印の向きも相まって、奥に下り階段が続いているように見え、その方向に行こうとしたところ、急に人が出てきたと思って立ち止まったら、自分で、そこで鏡があることに気づきました。ですので、ぶつかったり怪我したということはありません」

ーー階段が映っているということは、本当の出入り口は真逆の方にあったのですか。

「この鏡が配置されている場所は階段の踊り場で、折り返して下り階段があります。鏡は折り返しの衝突防止のための鏡です。端的に言うとカーブミラーです」

ーー家具・生活家電は地下というポスターがあるので余計疑わないですよね。

「下矢印は『逆方向・折り返し』を意味することがあり、それを意図した矢印だと思うのですが、『直進』を示すこともあり、私は奥方向に道が続いているのではと勘違いしてしまいました」

ーーお店の人はなんとおっしゃっていましたか。

「その時は、さすがにぶつかってもないですし、不思議な空間だなと思っただけで、お店の人にお話することはありませんでした。ただ、私のツイートがある程度注目を浴びたため、お店の公式アカウントに見つけていただき、鏡に注意書きを貼る対応をされたそうです。ツイッターの良さを感じました」

◇ ◇

この鏡があるのは、東京都八王子市のホビーオフ八王子大和田店です。投稿者の話す通り、SNSでの反響を受け、現在同店では鏡の中央に手書きの注意書きを張り出しています。「鏡です」の文字の横に、ハードオフの企業キャラのジャン子がおわびしているもので、「大変恐れ入ります。とりいそぎ」のツイートは、6万超のいいねを集めています。

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