アジアパラ

競泳の全盲クラスに新星 富田100自で金

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男子100メートル自由形(視覚障害S11)の表彰式で笑顔を見せる金メダルの富田宇宙(右)と銀メダルの木村敬一=インドネシア・ジャカルタで2018年10月8日、久保玲撮影
男子100メートル自由形(視覚障害S11)の表彰式で笑顔を見せる金メダルの富田宇宙(右)と銀メダルの木村敬一=インドネシア・ジャカルタで2018年10月8日、久保玲撮影

 ジャカルタ・アジアパラ大会第3日は8日、競泳の男子100メートル自由形(視覚障害S11)は富田宇宙が58秒49で金メダルを獲得した。

 競泳の全盲クラスに現れた新星、富田が初出場で頂点に立った。男子100メートル自由形で自身が持つ日本記録を0秒34縮める今季世界最高記録をマーク。ライバルと公言する2016年リオデジャネイロ・パラリンピック銅メダルの木村敬一を退けての戴冠に「木村君に勝ちメダルを取れて、すごくうれしい」と白い歯をこぼした。

 スタートが得意な木村に浮き上がりで体半分ものリードを許したが、富田はトップスピードには自信があった。「テンポを上げれば問題ない」。一気に加速し前半50メートルをトップでターン。75メートルで体一つ抜け出した。

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