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20代の金銭感覚についての意識調査で分かった寒い懐事情

公開日2023/02/18 更新日2023/02/17


景気回復には、コロナ禍で冷え込んだ消費を拡大していくことが求められる。そのカギとなるのが賃上げをめぐる春闘の動向だ。労組側の賃上げ要求に経営者側も理解を示し、賃上げ機運は、かつてないほど盛り上がっている。


しかし、物価上昇を上回る賃上げ率となるかどうかは見通せず、多くの中小零細企業では、賃上げをしたくてもできない、厳しい経営環境にあるのが実状だ。


政府も経済団体への賃上げ要請や、少子化対策を掲げ経済回復を目指している。SMBCコンシューマーファイナンス株式会社が20歳~29歳の男女に実施した「20代の金銭感覚についての意識調査2023*」によると、20代の寒い懐事情が判明した。


*調査概要
◆調査タイトル :20 代の金銭感覚についての意識調査 2023
◆調査対象 :ネットエイジアリサーチのインターネットモニター会員を母集団とする 20歳~29歳の男女
◆調査期間 :2022年11月25日~28日
◆調査方法 :インターネット調査
◆調査地域 :全国
◆有効回答数 :1,000サンプル
(内訳) 20 代前半 20 代後半
男性   250    250
女性   250    250
◆調査協力会社 :ネットエイジア株式会社


20代の貯蓄額の平均は64万円で、前回調査に比べ4万円減少となっている。また、この貯蓄額に不安を感じている割合は74.0%で、なかでも20代後半の女性では80.0%にものぼっている。


その不安が、晩婚化や少子化にも影響しているのは明らかだ。20代の半数以上が結婚しようと思う年収は600万円である。また、1人目の子育てに前向きになれる年収は700万円以上で、半数を超える。


20代で年収600万円~700万円を得ているビジネスパーソンが、はたしてどのくらいいるのだろうか。国税庁の民間給与実態調査によると平均年収は433万1,000円で、20代は300万円台半ばである。


目指す年収の半分程度でしか得ていない現状では、結婚して子どもを育てようと思う気には、なかなかなれないのではないだろうか。


■参考サイト
SMBCコンシューマーファイナンス株式会社|20 代の金銭感覚についての意識調査 2023
厚生労働省|令和3年賃金構造基本統計調査 結果の概況


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