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ポレポレ東中野で映画「よあけの焚き火」 650年守る伝統受け継ぐ親子狂言師描く

映画「よあけの焚き火」のワンシーン ©桜映画社

映画「よあけの焚き火」のワンシーン ©桜映画社

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 650年続く守る大蔵流狂言方の実の親子の「伝えること」をテーマとした映画「よあけの焚(た)き火」が3月2日、東中野の映画館「ポレポレ東中野」(中野区東中野4)での上映が始まる。

(関連フォト) 映画「よあけの焚き火」ポスター

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 能楽師狂言方(=狂言師)大蔵流の親子、父親の大蔵基誠さんと息子の康誠さんが主演を務める同映画。大蔵親子は映画初主演にして、自身を演じ、フィクションとドキュメンタリーの融合という世界観が特徴。長野県蓼科を舞台に、伝統を受け継ぐ家に生まれた親子の葛藤と、それを静かに見つめる家族を失った少女を描いている。

 監督は、小栗康平監督「FOUJITA」や本橋成一監督「バオバブの記憶」などで助監督を務め、現在は桜映画社製作の人間国宝シリーズなどで伝統工芸などのドキュメンタリーも手掛けている土井康一さん。初めての長編監督作品となった。

 1月28日には俳優の柳楽優弥さんの「康誠君のとても綺麗な目、優しい声に惹かれました。彼の懸命な姿を見つめる咲子にも笑顔が増えて行く。咲子は狂言を知っていたのか、それとも知らずに笑顔になれたのか。能楽師狂言方の力強さを感じた。よし。また、観に行こう」(原文ママ)というコメントが発表された。

 上映時間は12時40分~、14時40分~、18時20分~の3回(22日まで、以降は未定)。料金は、一般=1,700円、大学生・専門学校生・シニア=1,200円など。

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