小田急電鉄・JR 東日本・ヴァル研究所は10月11日、鉄道会社間の境界を越えたサービスの提供を目指した「MaaS」に関する連携検討の具体的な取り組みとして、立川駅周辺エリアにおけるMaaSの実証実験を実施すると発表した。

同実証実験は、東京都が公募した「MaaS の社会実装モデル構築に向けた実証実験」として実施するもの。

具体的には、JR東日本の中央線(東京~甲府間)・南武線および小田急グループの立川バスのリアルタイム運行データを用いた経路案内と、多摩モノレールの1日乗車券と沿線施設の利用券がセットになった電子チケットを1つのアプリで提供し、立川エリアでの「おでかけ」をサポートする。

  • 立川駅周辺エリアにおけるMaaSの実証実験の概要

「鉄道とバスのリアルタイム運行データを同時に用いた経路案内の提供」は、日本初となる予定。