女優の前田敦子が24日、東京・渋谷のNHKで行われたよるドラ『伝説のお母さん』(2月1日スタート、総合 毎週土曜23:30~23:59)の完成試写会に出席。昨年3月に第1子を出産後、初の主演ドラマとなる本作への思いや、夫で俳優の勝地涼への感謝を語った。

  • 『死にたい夜にかぎって』

    前田敦子

ロールプレイングゲーム(RPG)の世界を舞台に、待機児童やワンオペ育児など、問題山積みの子育てを、ファンタジーなのにリアルに描く本作。“伝説の魔法使い”であり8カ月の赤ちゃんを育てる新米ママ・メイ(前田)が、家事に育児に冒険に奮闘する。

前田は「こんなどんぴしゃの役をいただけると思っていなくて。出産後はタイミングが難しいと思っていたんですけど、この場を用意してもらったので、それだけで…」と感謝。「私がもしやってなかったら悔しかっただろうなと思うくらい自分に重ね合わせることができる作品」と作品への思いを話した。

子育てと仕事を両立させている前田だが、「試行錯誤がたくさんあって、どうやっていくか家族で話し合うところから始まり、(メイと)同じくらい奮闘していました」と打ち明け、「現場でお子さんがいる方たちと子供の話をしながら高めていけたというか、みんな頑張っているんだなって改めて実感できました」としみじみ。「(メイの子供・さっちゃん役の赤ちゃんと)同じ月齢の子が家にいるので、現場でもずっと8・9カ月の子を抱っこして、家でも。不思議な体験をさせていただいています」と笑顔で語った。

また、「主人が同じ職業というのもあって、すごく協力的に参加してくれていた。3日間撮影が詰まっていたら向こうが3日間全部みてくれて、私よりも今は得意なんじゃないかなっていうくらいやってくれていたので、改めて感謝ですね」と夫・勝地のイクメンぶりに感謝。子育てに非協力的なメイの夫・モブと比較し、「モブくんとは対照的だったのが救いでした」と笑った。

そして、「子育てと仕事復帰がメインテーマですが、メイが真剣に真面目に頑張っている姿は誰が見ても心に響くのではないかなと。そういう姿をメイを通して伝えられたら」と作品の魅力を伝え、「完成したものを子供に見せたら、マサムネ(伝説の勇者)の歌でノってました。子供も楽しんでくれる作品になってよかったです」とうれしそうに話した。

試写会には、メイの夫・モブ役の玉置玲央、メイたちの国を統治する国王役の大倉孝二、魔界を支配する魔王役の大地真央も出席した。

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