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工場DX手軽に実現、NTT東日本が提供する「置くだけIoT」の仕組み

工場DX手軽に実現、NTT東日本が提供する「置くだけIoT」の仕組み

「置くだけIoT」を使い、機械故障の自動検出や設備の稼働状況の可視化を行う

NTT東日本は手軽に各種センサーデータの収集が可能なサービス「置くだけIoT」を活用した実証実験を始めた。機械故障の自動検出や設備の稼働状況の可視化を行い、工場のデジタル変革(DX)を実現する。期間は3月下旬まで。実証の開始に伴い、同サービスの本格提供も始めた。

置くだけIoTは、各種センサーとクラウドサービスを組み合わせて、工場における製造機器の状態を簡易に可視化するサービス。顧客が持つ工場の環境に合わせたセンサーを選んでもらうだけで、現場のデータを確認できる。データはクラウド上に蓄積され、振動、流量、電流、温湿度といった、工場設備に関わる各種データの現在値やタイムラインを把握できる。また、アラート設定・通知機能も備え、遠隔でのデータ確認や現場巡回稼働の低減につなげる。

実証は、NTTエレクトロニクス茨城事業所(茨城県那珂市)で実施。振動・流量・電流センサー設置による監視作業の自動化、人工知能(AI)カメラによる故障箇所の自動検出に加え、工場内LANの敷設・管理も行う。

日刊工業新聞 2023年1月12日

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