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松浦亜弥(36)、13年ぶりの新曲をリリース。夫・橘慶太だからこそできた「新たな作風」

松浦亜弥が13年ぶりの新曲をリリース

松浦亜弥

ショートヘアのビジュアルも話題に

 松浦亜弥が11月25日に13年ぶりの新曲「Addicted」を配信リリースしました。プロデュースは、夫の橘慶太(w-inds)。国民的アイドル“あやや”とは違う、36歳の女性らしくシックな楽曲になっています。  かねてより業界内で歌唱力を評価されていた松浦。スガシカオは2014年のカバーアルバム『Click you Link me』を大絶賛し、竹内まりやも「20代(当時)で一番上手いのは松浦亜弥ちゃん」と語ったほど。  しかし、自身の病気治療や家事と育児に専念するため、一時活動を休止していました。復帰待望論が高まるなか、まず今年4月にネスカフェエクセラのCMで短い歌声を披露。そしてついにフルレンジの新曲発表に至りました。

曲を引き立てる「引き算のボーカル」

「Addicted」は“歌手、松浦亜弥”を前面に押し出した曲調です。といっても、一般に歌唱力という言葉で浮かべるものとは違う。声量や高音で驚かせるのではなく、むしろ力を抑えています。  引き算のボーカルだからこそ、巧みな息の切り方や細かなリズムが粒だって聞こえてくる。自分の歌を目立たせるのではなく、曲を引き立てる大人のボーカルなのですね。  パートナーの橘慶太ですから実力を知り尽くしていたのでしょう。6年前に出来ていたこの曲を、当時から松浦に歌ってみるよう提案していたのだそう。作りはあくまでもシンプル。使うコードの数も少なければ、同じ進行を繰り返す構造。ごちゃごちゃと飾りつけなくても、松浦の歌は伝わると考えたのだと思います。  両者の関係性から生まれたミニマルな作風も成熟したムードにつながっているのではないでしょうか。
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