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佐賀フィールドナイン竹下瑛人主将が完封

 フレッシュリーグ九州硬式少年野球協会九州北部地区連盟主催の「第48回少年硬式野球春季福岡大会2024」(西日本新聞社など後援)が3月2、3、9日、福岡市東区の雁の巣球場などで行われた。中学部の決勝は同連盟同士の対決となり、佐賀フィールドナインが2―0で福岡アストロズを破って3年ぶり2度目の優勝を果たした。3位に同連盟の筑後サザンホークスと飯塚レパーズが入った。小学部も佐賀フィールドナインが2年連続5度目の優勝を飾り、3年ぶり2度目のダブル優勝に輝いた。小学部の準優勝は福岡ウイングス、3位は筥崎ジンジャーズと福岡アストロズ。

 中学部は九州北部地区連盟をはじめ九州南部地区連盟、ヤングリーグ、ポニーリーグ、レインボーリーグから20チーム、小学部は小学6年生を主体に編成した九州北部地区連盟の11チームが参加し、それぞれトーナメント形式で争った。

中学部決勝で完封した佐賀フィールドナインの竹下瑛人主将

福岡アストロズ1年生左腕木原虎太郎 6回投げ抜く

 中学部準優勝の福岡アストロズは、1年生左腕木原虎太郎(金武中)の力投も実らなかった。0―0で迎えた3回2死二、三塁。4番に決勝の2点三塁打を許し、「甘く入ってしまった。失投です」と悔やんだ。

 佐賀フィールドナインは2023年10月の九州選手権秋季九州北部地区大会決勝の相手。先発し2回0/3で降板した。今大会、佐賀フィールドナインは先に決勝進出。添田豊監督から「決勝に進んだら、おまえで行くぞ」と指名されていた。チームは準決勝で飯塚レパーズに5―4で逆転サヨナラ勝ち。木原も決勝に向けて、「リベンジするしかない」と気合を入れた。

 6回2失点で投げ抜き、成長の跡は示した。マウンドでは「ランナーを出しても、焦らないこと」を意識したという。決勝打を許した相手4番との6回の対戦では、力のある真っすぐを投げ込み、空振り三振に仕留め、意地を見せた。

 179センチの大型左腕は、体重も昨秋から9キロ増量。「もっと増やし、体力もメンタルも鍛えて大事な試合で勝てるようになりたい」と誓った。

中学部決勝で6回を投げ抜いた福岡アストロズの1年生木原虎太郎

【中学部】
▽決勝
福岡アストロズ
0000000|0
002000×|2
佐賀フィールドナイン
(福)木原―安川
(佐)竹下―平川
▽三塁打 西、坂口(佐)
▽二塁打 竹田(福)平川(佐)

中学部準優勝の福岡アストロズ

▽準決勝
佐賀フィールドナイン
220034|11
100000|1
筑後サザンホークス
(6回コールド)
(佐)坂口、副島、松尾―平川
(筑)佐野、古川―大石颯
▽二塁打 野崎2、西2、久我、岡部、坂口、平川(佐)津留崎、大石隼(筑)

中学部3位の筑後サザンホークス

飯塚レパーズ
2020000|4
0300002×|5
福岡アストロズ
(飯)松本、坂本―瀧井
(福)右田、田方―安川
▽三塁打 楠元、今城(飯)
▽二塁打 鳥原、桃崎(飯)田方(福)

中学部3位の飯塚レパーズ

決勝のシーンと小学部の上位チームはこちら

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田中 玲子

田中 玲子

フレッシュリーグ専属ライター

フレッシュリーグ専属ライター。運動取材16年、フレッシュリーグ担当は12年目。

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