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柔道女子57キロ級 敬愛高3年の新星 シニアの壁越えるため進化 先輩五輪メダリストのがむしゃらさに勇気

 柔道の全国高校選手権(3月19、20日、東京・日本武道館)で次世代のホープが躍動した。女子57キロ級では昨秋の世界ジュニア選手権同級で準優勝した敬愛(福岡)の本田里来(3年)が連覇を達成し、団体の準優勝にも貢献。東京五輪メダリストの先輩を追い、世界の舞台を目指す。(末継智章)

 

 連覇の過程で成長ぶりを示した。内股と大内刈りを得意とする敬愛の本田が5戦中3試合を大外刈りで一本勝ち。同じ左組みの相四つ対策として昨冬から練習してきた技だ。「相四つは引き手を絞り合うことが多いので、組み際に出せる技があれば流れが変わると思った。一つ技を覚えたのは大きい」と実感した。

 昨年は世界ジュニア選手権で準優勝したが、年齢制限のないシニアの大会では壁を感じた。講道館杯は3回戦、グランドスラム東京大会も2回戦で敗退。「体の力が弱い。組み手のパターンも増やさないと」。課題を克服しようとする姿勢が、大外刈りの強化につながった。

 6日から福岡市で開催される全日本選抜体重別選手権に初出場する。昨年の大会の57キロ級では、高校の先輩で東京五輪女子同級銅メダルの芳田司(コマツ)が準優勝。「トップの先輩でもがむしゃらに一本を取りに行く姿に勇気と刺激をもらった。強い選手ばかりだけど、チャンスをつかむ」。福岡市出身で、幼少期から観戦してきた憧れの大会に全力で挑む。

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末継 智章

末継 智章

記者

1978年生まれ。福岡市出身。 2002年秋入社。初任地の鳥栖支局でサガン鳥栖の経営問題に直面し、運動部を志望する。 2008年北京五輪や2021年東京五輪、2018年サッカーW杯ロシア大会を担当。2020年から東京支社で、五輪競技や西武を中心にどこでも出没。 自称社内一の巨漢で柔道やラグビーをしていたのか聞かれがちですが、小、中、高とバスケ一筋でした。

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