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ソフトバンク 課題と言われた先発陣が絶好スタート 開幕ローテ6人そろって5回以上2失点以下 先発防御率「1.36」
2024.04.04 22:38(Updated:2024.04.04 22:55)
◆ソフトバンク8―1ロッテ(4日、ペイペイドーム)
ソフトバンクの大津亮介投手(25)がプロ初先発に臨み、6回1失点で今季初勝利を飾った。8安打を浴びたが、粘り強い投球で白星を呼び込んだ。
昨秋、小久保監督は就任会見で先発投手陣を最大の課題に掲げた。昨年中に有原、和田を開幕ローテーションに指名。残る先発枠は春季キャンプから激しい競争をあおり、絞り込んだ。和田が直前の負傷で回避となったため、開幕からの2カードは有原、モイネロ、スチュワート、大関、東浜、大津の順で開幕ローテを組んだ。
3月29日のオリックス戦(京セラドーム大阪)は開幕投手の有原が7回途中1失点で勝ち投手。2戦目はモイネロが2失点の8回完投負けを喫したが、3戦目のスチュワートは5回1失点とゲームをつくった。
本拠地に移り、2日のロッテとのホーム開幕戦(ペイペイドーム)は大関が7回無失点。2戦目も東浜が7回1失点、大津も6回1失点で続いた。6投手がそろって5回以上を投げ、2失点以下と好投。先発陣の防御率は驚異の「1.36」でローテが一周した。
倉野投手コーチ(チーフ)兼ヘッドコーディネーターは「キャンプから競いながら開幕した。高いレベルで競争してくれた結果が、この開幕の6試合につながったと思う。スタートにしては良かったと思うけど、これからが大事になってくる。選手もその気になって頑張ってくれている」と評価した。
今週は6連戦が組まれているが、その後は週5試合の変則日程が続く。5日の楽天戦(楽天モバイルパーク宮城)は石川が先発予定。早期復帰を目指す和田も含めて、やりくりにも〝うれしい誤算〟が生まれそうだ。(小畑大悟)