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明豊のエース野田皇志「ストレートが一番良かった」4安打10奪三振で完封 「夏に向けた柱」の期待に131球で応える【高校野球春季九州大会】

 ◆高校野球春季九州大会1回戦 明豊2―0エナジックスポーツ(22日・さがみどりの森)

 明豊(大分)のエース野田皇志(3年)が4安打、10奪三振の快投で完封勝利を挙げた。「ストレートが一番良かった」と直球を中心に組み立て、春からバッテリーを組む石田智能(同)とのコンビも「サインにほとんど首を振らなかった」と息ぴったりだった。

 エナジックスポーツ(沖縄)は足を使ってかき回してきたが、石田が二盗を2度阻止するなど、肩でも野田を援護。得点圏に走者を背負ったのは3回と6回だけだった。

 継投が明豊の勝ちパターンだが、川崎絢平監督は「夏に向けて柱になる投手が出てほしい。この日はどんな投球でも野田に完投させようと思っていた」。エースも131球の熱投で期待に応えた。

 今春の選抜大会は2試合とも救援で登板。6回⅓を投げて2失点ながら自責点は0だった。「選抜大会では先発を任されなかったので、夏に向けて完投、完封できるようになりたい」と体力づくりに励む。目標は甲子園のマウンドにもう一度上がること。春より一回り成長して聖地に戻る。(前田泰子)

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前田 泰子

前田 泰子

記者

高校野球、大学野球、社会人野球などアマ野球を中心にスポーツ全般を取材。 1992年、日刊スポーツ新聞社西部本社に入社。 2012年にフリーとなり西日本新聞、西日本スポーツのほか雑誌、ネット媒体などで執筆。 甲子園取材では担当チームが春夏通算6度優勝し、全国高校サッカーと全国高校ラグビーでも3度ずつ、担当チームの優勝を経験。記者仲間からは「強運記者」と言われるが、その運が自分に向けられたことはない。 「九州高校野球界の黒柳徹子」を目指し日々取材中!

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