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 ◆ロッテ2―4ソフトバンク(23日、ZOZOマリン)

 剛腕に土をつけて大きな1勝をつかんだ。昨季は4度対戦して一度も勝てなかったロッテ佐々木を今季初対戦で倒した。4回に2点を先行し、7回には川村に左越えの適時二塁打が飛び出した。小久保監督は「先制できて良かった」と振り返った。

 3回終了までわずか33分。ともに無安打だった投手戦をソフトバンク打線が動かした。4回、今宮が通算1500試合出場を自ら祝う右前打で出塁。柳田も左前打で続き、1死一、三塁で近藤を迎えた。

 近藤は佐々木に対し、そこまで通算23打席無安打。球界屈指の好打者が12三振も喫していた。「いい投手なので甘い球にスイングをしっかり仕掛けていく」。フォークを逆方向に打ち返し、左翼線に運んだ。先制の適時打に「早い段階で先制できた。チャンスだったし、良かった」。相手のミスも加わり、この回2点を奪った。

 2試合連続欠場の周東に代わり、1番に抜てきされた川村は7回2死二塁から貴重な追加点をたたき出した。オープン戦の期間中に支配下登録をつかんだばかりの新星が球界を代表する右腕から大きな一打。小久保監督も「彼(佐々木)から打ったヒットは自信になるでしょう」と目を細めた。

 4回の走塁の際、膝に違和感を覚えた近藤は途中交代したが、大きな問題はなさそう。エース対決を制し、指揮官は「いいスタートを切れたので勝ち越しを目指してやります」と価値ある白星に声を弾ませた。(小畑大悟)

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小畑 大悟

小畑 大悟

記者

1982年生まれ。大分県中津市出身。 2007年入社。運動部、折尾支局、東京支社(西武担当)などを歴任。 2022年2月から再び「タカ番」を担当。 スポーツ経験はバスケットボール。趣味はランニング。

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