ガレージ内にはクルマ2台が収まり、プラスαも魅力的なガレージハウス|1975年式 日産 スカイライン HT 2000 GT & 日産 フェアレディZ Ver.NISMO Vol.1

電動シャッター付きのガレージは、セキュリティーシステムも完備されており、大切な愛車を盗難から守ることができる。ガレージ前のスペースも余裕をもった造りとなっている。

       
【1975年式 日産 スカイライン HT 2000 GT & 日産 フェアレディZ Ver.NISMO Vol.1】

美しい旧車造りで知られる「スターロード」の井上正嗣代表と、若き日々を一緒に過ごしたクルマ仲間のオーナーが今回の主役。親友の手でよみがえったケンメリと、それを一生大切にし続けるために探し出したガレージハウス。そこには昔から変わらないクルマへの熱い情熱がある。


【画像21枚】ケンメリとフェアレディZ、そしてカワサキZ750EXが収まるガレージ見取り図など



 クルマ好きにとって憧れのガレージライフ。手塩にかけた愛車を眺めて過ごす至福の時間は、何にも代えがたいものがある。今回、このコーナーで紹介するオーナーも、紆余曲折を経て、ようやくそうした理想の環境を手に入れたひとり。その住宅&ガレージは、東京湾からほど近い住宅地にあった。

 大きな門扉を設けた集合住宅は、外から内部をうかがい知ることができないが、実は厳重なセキュリティーが巡らされた賃貸型のガレージハウス。3棟8戸からなるこのガレージハウスの1戸が、オーナーと愛車の住まいだ。

 クルマ2台が余裕を持って収まるガレージがメインで、2階が居住スペース。愛車と共存した日々が過ごせるため、クルマ好きにとっては理想的な空間だ。ガレージに収まるのは、愛情を持って磨き上げられたケンメリとフェアレディZ・Verニスモ、カワサキZ750EX。その顔ぶれを見てもクルマやバイクにどっぷりと漬かる毎日を送っていることが想像できる。

「ここに入居する前は、マンション住まいでタワー型の駐車場に愛車を止めていました。ちょっと洗車をするだけでもクルマを出し入れしなければならないし、路上での作業は何かと不都合がありました。雨が降ると作業を中断しないといけなかったり、いろいろな苦労がありましたね」と振り返る。



キャブ調整も自分でこなすオーナー(左)が、信頼を寄せるスターロード井上代表(右)。中学生以来の友人で、昔はヤンチャもしたとか!?





スポンジやゴムマットなどの部材もキチンと仕分けされていた。シンクの下に大量にストックされたパーツクリーナーからも、オーナーがいかにクルマイジリを楽しんでいるかが想像できる。




ケンメリのテレビCMに登場していたメリーさんが、40年ぶりに来日した際の新聞記事も飾られていた。彼女と一緒に記念撮影もしたそうだ。



【2】【3】に続く

初出:ノスタルジックヒーロー 2015年 08月号 vol.170(記事中の内容は掲載当時のものを主とし、一部加筆したものです)

1975年式 日産 スカイライン HT 2000 GT & 日産 フェアレディZ Ver.NISMO(全3記事)

関連記事: ヒーローの棲むガレージ

関連記事: スカイライン

text : DAISUKE ISHIKAWA/石川大輔 photo : MOTOSUKE FUJII(SALUTE)/藤井元輔(サルーテ)

RECOMMENDED

RELATED

RANKING