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北朝鮮が試験発射か、極超音速ミサイルの特徴は?

2024年4月2日 12:02
北朝鮮が試験発射か、極超音速ミサイルの特徴は?

北朝鮮が2日朝に発射した弾道ミサイルについて、韓国軍は北朝鮮が開発している極超音速ミサイルの試験発射だったとの見方を強めています。ソウル支局から中継です。

――北朝鮮側が開発を急ぐ極超音速ミサイルには、どんな特徴があるのでしょうか。

その特徴は大きく2つあります。まずはミサイルの燃料が固体燃料式だということです。

固体燃料の場合、燃料を入れた状態で保管できます。言い方を変えると、直前まで格納しておける、つまり隠しておけるわけです。そのため、ミサイル発射の兆候がつかみにくいのが特徴で、日本や韓国、アメリカの懸念を高めるものとなります。

――もう一つの特徴とは何でしょうか。

それは極超音速ミサイルであるという点にあります。極超音速ミサイルは低空で飛び、軌道が変則的なため、迎撃が非常に難しいとされています。

このため、固体燃料式の極超音速ミサイルが完成したとなると、日米韓にとっては新たな脅威が生じることになります。