岡山県北では、１月２６日朝、氷点下１５度を下回る厳しい寒さとなりました。恵みの雪が降ったスキー場は、約１０日ぶりに営業を再開しました。

ゲレンデにウインタースポーツを楽しむ人の姿が戻ってきました。真庭市のひるぜんベアバレースキー場です。

（訪れた人は…）
「待望で、しかも久しぶりに来て、めちゃめちゃ気持ちいい」

雪不足のため１月１５日から営業休止を余儀なくされていましたが、寒波によるまとまった雪で２６日、再オープン。積雪は約８０センチとなっています。

（ひるぜんベアバレースキー場　亀山秀雄さん）
「生活には厳しいが スキー場にとっては恵みの雪。これだけあれば２月中十分いける」

岡山・香川は２６日朝も厳しい寒さとなり、最低気温は岡山県奈義町で氷点下１６．８度、美作市で氷点下１４．２度と、観測史上最低を記録しました。 氷点下９．４度を観測した津山市では、空気中の氷の結晶に太陽の光が反射することで見られる「太陽柱」が出現しました。 （住民は…）
「すべって転んだ。凍えるような寒さ。雪が積もって見える所も 固まって氷みたい。すごく歩きにくい」

２５日までの大雪による被害も明らかになりました。真庭市蒜山下和では、本格的な出荷を控えた葉ワサビのハウス３棟が雪の重みで倒壊しました。 （葉ワサビ農家　実原閑恵さん）
「今年は駄目ほぼ全滅」

そして寒さの影響は香川でも。

（河野有紀記者）
「事故現場です、ガードレールが倒れ、トラックが田んぼに突っ込んでいます」 事故があったのは、まんのう町の国道３７７号です。２６日未明、軽ワゴン車と大型トラックが相次いでスリップし、道路脇の田んぼに突っ込みました。事故当時、路面は凍結していたとみられています。

香川県内では、午後３時までに寒波の影響とみられる交通事故が４６件発生しました。

気象台によりますと、２７日も岡山県北では断続的に雪が降る見込みで、降り方によっては警報級の大雪となる可能性があるとしています。