「木」のおもちゃ100点以上 癒やされるひととき 国頭村・やんばる森のおもちゃ美術館 ゴールデンウイーク2024

ヤンバルクイナの卵を模した木のおもちゃで遊ぶ子どもたち=14日、国頭村辺土名・やんばる森のおもちゃ美術館(竹尾智勇撮影)

 ノグチゲラなど野鳥が歌う森林内で「木」に癒やされるひとときを-。国頭村森林公園内にある「やんばる森のおもちゃ美術館」は、10樹種の県産木などが使われた100点以上のおもちゃで遊べる。木に五感で触れて良さを知る木育の「体験型ミュージアム」として、年齢問わず楽しめる空間になっている。

 大型遊具の目玉は、国頭産のリュウキュウマツでできた卵形のおもちゃが約5千個入った「ヤンバルクイナのたまごプール」。足を入れ、大の字で寝転がっても大丈夫。「コロコロ」と卵同士がぶつかり合う音に癒やされる。

施設内には木のぬくもりを感じるおもちゃが並ぶ=14日

 琉球王朝時代の三司官である蔡温が植えた樹齢300年の「蔡温松」で作られた木のトンネルも目を引く。何層にも波打った木目を観察するも座って休憩するも跳び箱にするもよし。

 「0~120歳まで楽しめる空間。やんばるの自然の中でゆったりしてほしい」と我那覇美貴子館長代理は来場を呼びかける。(北部報道部・比嘉海人)

 国頭村辺土名1094-1。午前10時~午後4時(最終入館は午後3時半まで)。木曜休館。5月3~5日は当日受け付けで整理券を配布する。入館料は大人(中学生以上)600円、1歳~小学生は400円、1歳未満は無料。国頭村民割あり。電話0980(50)1022。

 やんばる森のおもちゃ美術館

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