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十三戎祭が開催!神津神社で福娘から縁起物とともに招き寄せる幸運

更新日:2022/1/18 obaq
十三戎祭が開催!神津神社で福娘から縁起物とともに招き寄せる幸運

大阪市淀川区の神津神社で開催される「十三戎祭」

日本の政治の中心は江戸時代に東京に移りましたが、天下の台所は変わることなく大阪が経済をリードし続けています。無数の商人が商売を競う関西地方では各地で、年始に商売繁盛を願う行事が行われています。1月9日から3日間行われる「十日戎」では、軽やかなお囃子に合わせて、「商売繁盛で笹持って来い」と歌われるのです。大阪市淀川区の阪急線十三(じゅうそう)駅の東約200メートルに建立されている神津神社では、「十三戎(とみえびす)祭」が開催されています。

2022年の「十三戎祭」の幟

2022年の「十三戎祭」の立看板

神津神社は十三駅と十三駅前通のアーケード商店街で結ばれます。東西の入口には提灯が掲げられ「十三戎祭」の開催を知らせています。

阪急線の十三駅

十三駅前通の西入口

十三駅前通の東入口

十三駅前通の入口に掲げられる「十三戎祭」の提灯

16世紀にまで起源を遡ることができる神津神社

神津神社が創建されたのは1909年のことですが、起源は古く16世紀に小島村に社殿を構えていた八幡神社まで遡ることができます。「十三戎祭」は1956年に始まり、今では地元の風物詩として定着しています。十三駅前通の東端に建つ鳥居と本殿を繋ぐ参道には、ぎっしりと露店が列を作っています。参拝者も列を作って本殿に向かうことになります。

十三駅前通の東端に建つ鳥居

鳥居

鳥居と本殿を繋ぐ参道

鳥居と本殿を繋ぐ参道

本殿

本殿

バラエティー豊富な縁起物

本殿での参拝を済ませた人々は縁起物選びに向かいます。境内には多種多様の縁起物が溢れています。福笹をはじめ、熊手、福箕、宝船、福俵、扇、面などに恵比寿様、お多福、大判小判、鯛などがデザインされます。熊手を使えば福をかき込むことができるでしょう。福箕では福をすくいとることができるでしょう。

福笹の案内をする福娘

多種多様の縁起物

多種多様の縁起物

熊手

福箕

宝船

福俵

福俵

福笹を笑顔の福娘から受け取ると、誰もがえびす顔になることでしょう。そればかりか福引のチャンスが得られます。3日間各々先着100名は福銭が頂けるのです。福銭をもって福引抽せん場に行けば、思わぬ福を引き当てることができるかもしれません。

2022年「十三戎祭」の福娘の紹介

福銭案内

福引抽せん場

2022年「十三戎祭」の福引の景品案内

「十三戎祭」では3日間、境内には賑やかな声が響き渡りますが、本殿の南に建立されている十三戎神社では、厳粛な神事も斎行されます。

本殿の南に建立されている十三戎神社

十三戎神社で鈴を手に参拝者を出迎える巫女

十三戎神社での神事

例年企画される多彩な催し物

本殿の西には特設のイベントステージが設置され例年、多彩な催し物が企画されています。2022年は中止となった企画もありますが、地車囃子(だんじりばやし)奉納、藤間豊宏社中による奉納舞踊、氏地内女性会の奉納舞踊、カラオケ大会は例年通り実施されました。

本殿の西に設置される特設のイベントステージ

2022年のイベント案内

藤間豊宏社中による奉納舞踊

藤間豊宏社中による奉納舞踊

大阪市淀川区の神津神社では例年、1月9日~11日に「十三戎祭」が開催されています。笑顔の福娘からは福笹とともに福銭が手渡されると、福引にチャレンジすることができます。特設のイベントステージも設置され、多彩な催し物を楽しむことができます。

この記事を書いた人
オマツリジャパン オフィシャルライター
2010年より旅行系のフリーライターとして各種メディアで記事の執筆を行っております。「おまつり」には各々の地域の歴史や伝統、文化が凝縮しています。関東地方で開催されている「おまつり」を中心に、その魅力を紹介して参ります。

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