日本でまた中国産を国産に?ウナギの次はアサリ=中国ネット「偽装の国」「これが匠の精神」

Record China    2022年2月2日(水) 18時0分

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2日、中国メディアの観察者網は、熊本県で中国や韓国産のアサリを現地産と偽って出荷する不正が横行している可能性があり、県が調査に乗り出したことを報じた。写真はアサリ。

2022年2月2日、中国メディアの観察者網は、熊本県で中国や韓国産のアサリを現地産と偽って出荷する不正が横行している可能性があり、県が調査に乗り出したことを報じた。

記事は日本メディアの報道を引用。2020年の熊本県でのアサリ漁獲量が21トンだったにもかかわらず、全国で2485トンもの「熊本県産アサリ」が販売されていたことが明らかになり、農林水産省が調査を行なったところ「熊本県産アサリ」の97%に中国産、韓国産と見られる外国産アサリが混入していた可能性が非常に高いとの結果が出たとした。

そして、産地偽装の手法は「実に単純かつ粗暴」なもので、中国などから輸入したアサリを熊本県内の干潟にまき、その後回収して「熊本県産」として出荷していると紹介した。

金子原二郎農水相は1日に「食品の産地偽装は消費者の食品表示に対する信頼を揺るがす問題」とコメントしたほか、蒲島郁夫熊本県知事も同日に臨時の記者会見を開いて「これは犯罪であり、想像していた状況をすでに超えてしまっている」と語り、直ちに行動を取らなければ熊本ブランドの未来はないとして、実態調査のために県漁業協同組合連合会に対し8日より2カ月間同県産アサリの出荷を停止するよう要請する意向を示した。

記事は、日本では12月に岐阜県の卸売業者が中国産ウナギを国産と偽って販売していた問題が発覚するなど、近ごろ中国産を日本産とする偽装事案が相次いで発生しているとした。

この件について、中国のネットユーザーは「偽装の国、日本」「日本人は偽装に対しても真剣だな」「現地の砂浜にまくっていうところにこだわりを感じる」「どうせ不正なんだから、わざわざ砂浜にまかなくてもいいのにね」「これが日本人の匠(たくみ)の精神」「これはまた謝罪が来るパターンか?」「こういうのを日本に行った中国人観光客が『やっぱり一味違う』などとありがたがっていたかと思うと、ばかばかしい」「中国に材料はすべて日本直送を標榜する日本料理店があるけど、それも怪しいな」といったコメントを残している。

一方で「それが商売というもの。目の前にカネの種が転がってるのにもうけようとしないのはばか、ということ」「中国でも前によそで捕れた上海ガニを名産地の陽澄湖で洗って本場モノとして売る手口があったな」といった感想も一部で見られた。(翻訳・編集/川尻

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