サッカーW杯:中国では“アジア勢”の初の快挙に注目、ファンも大絶賛

Record China    2022年12月3日(土) 19時10分

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中国メディアもサッカーW杯の情報を次々に報じ、ユーザーも盛り上がっている。グループステージでは「“アジア勢”の初の快挙」が注目された。

カタールで開催中のFIFAワールドカップカタール2022(W杯)では、日本時間3日未明までにグループステージの全日程が終了し、決勝トーナメント進出16カ国が決まった。自国代表の出場はかなわなかった中国だが、サッカーファンが多いお国柄でもあり、メディアはW杯情報を次々に報じ、ネットユーザーも盛り上がっている。現時点(3日午後)で注目されているのは「“アジア勢”の初の快挙」だ。

北京日報は3日付で、「新記録を創造! アジア3チームが16強入り」の見出しで、日本、韓国、オーストラリアの3チームが決勝トーナメントに進出したことを紹介した。なお、オーストラリアは地理上の分類ではオセアニアに属するが、オーストラリアサッカー協会がアジアサッカー連盟に加わっているために、サッカーの世界では「アジア」に分類される。

先に勝ち上がったのはオーストラリアだった。初戦は強豪フランスに1-4と大敗したが、続く2試合はチュニジアとデンマークをいずれも1-0で破り、今回のW杯でアジア勢として初めて、決勝トーナメント進出を決めた。

次は日本だった。初戦でドイツに2-1で逆転勝ちしたが、コスタリカに0-1で敗れて崖っぷちに立たされた。次のスペイン戦では前半で0-1とリードされ、いよいよ追い詰められたが、後半で2ゴールを挙げて、W杯の優勝経験があるスペイに2-1で逆転勝ちし、グループE1位で通過した。

韓国は初戦のウルグアイ戦が0−0の引き分けで、次のガーナ戦は2−3で敗北。やはり崖っぷちにたたされたが、ポルトガルには2−1で逆転勝ちして、勝ち点と得失点さ差でウルグアイと並んだ。そして韓国は総得点の差でグループ2位になり3大会ぶりに決勝トーナメントへの進出を果たした。

今回のW杯で、アジア勢は過去最多の6チームが出場した。3チームが決勝トーナメントに進出したのも初めてだった。これまでのW杯では、2002年と2010年の大会でアジア勢2チームが決勝トーナメントに進出した。いずれも日本と韓国だった。

中国人や中国メディアはスポーツに関して、客観的かつ公平な見方をする。国際大会で自国選手や自国チームを最も熱心に応援するのは当然だが、「ひいきの引き倒し」のような態度はまれだ。また、自国勢が不振の場合には、日本など近隣国を応援することが多い。

中国メディアの鳳凰網は、日本が今回のW杯で日本がグループ1位で決勝トーナメント進出を果たしたことについて「サッカーにおいて黄色人種が実現した過去最大の快挙の一つだ」と絶賛した。また、ユーザーは日本のグループリーグ1位突破に対して、「おめでとう」「アジアの光だ」「『死の組』突破、すごい」「日本、頑張れ。アジアのために栄光を勝ち取ってほしい」「日本サッカーの進歩は明らか」といったコメントを次々に書き込んだ。

中国人ネットユーザーは韓国が決勝トーナメント進出を決めたことにも「韓国すごいぞ」などと称賛のコメントを次々に寄せ、日本の場合と合わせて、アジアのチームの勝ち残りを祝福した。(翻訳・編集/如月隼人

※記事中の中国をはじめとする海外メディアの報道部分、およびネットユーザーの投稿部分は、各現地メディアあるいは投稿者個人の見解であり、RecordChinaの立場を代表するものではありません。

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