吉野ヶ里町は25日、吉野ケ里歴史公園東側に整備を計画する統合庁舎について、住民説明会で基本設計を示した。外観は吉野ケ里遺跡の主祭殿をモチーフにしたデザインを採用し、景観資源や地域特性に配慮した町民に親しみやすい庁舎を目指している。8月末に実施設計を終え、2025年度末の完成を目指す。

 新庁舎は地上4階建てで、延べ床面積は5544平方メートル。吉野ケ里遺跡の主祭殿の特徴を踏まえて、各階に積層状の庇(ひさし)を設置し、建物全体で立体的な大屋根「吉野ケ里ルーフ」を計画している。