県スポーツ功労賞を受賞した個人と団体の代表者=佐賀市のホテルニューオータニ佐賀

表彰状を受け取る松尾由起子さん(右)

 地域や職域でスポーツの指導や振興に貢献した個人、団体を表彰する「佐賀県スポーツ功労賞」の授与式がこのほど、佐賀市で開かれた。2023年度は7個人4団体が受賞し、山口祥義知事から表彰状が贈られた。

 山口知事は「息の長い活動を土台にして、さらなる発展のために経験を伝えてほしい」と謝意を述べた。受賞者を代表し、白石アスリートクラブ(白石町)で陸上競技を27年間指導してきた松尾由起子さん(57)が「家族や地域の支えのおかげで続けてこられた。スポーツの楽しさや魅力をこれからも伝えていく」と語った。

 車いすバスケットボールの「HAGAKURE DANGERS」(佐賀市)は、前身のクラブから約50年にわたって競技の普及や技術向上に取り組んできた。田中裕康さん(52)は「先輩方が築き上げた功績を私たちがつないでいき、佐賀国スポで恩返しをしたい」と力を込めた。(北川尊教)

 他の受賞者・団体は次の通り(敬称略)

 【個人】

 田中良次(バレーボール、白石町)竹﨑幸一(ソフトテニス、唐津市)曽我和弘(馬術、神埼市)石本清文(剣道、伊万里市)水上忠弘(バレーボール、伊万里市)井原啓智(ソフトテニス、佐賀市)

 【団体】

 桜ジュニアソフトテニスクラブ(小城市)総合型地域スポーツクラブ友遊スポーツかみみね(上峰町)佐賀市太極拳協会