昭和23年創業の老舗あんみつ店

上野公園前にある『あんみつ みはし上野本店』。

都内百貨店などにも多く出店しているので、良く見かける方も多いと思いますが、こちらが本店になります。

あんみつと言えばココ!と言うファンも多く、いつも待ちが出る人気店です。

並んでいても、1階と2階で約70席ほどの客席があり回転も早いので、大体それほど待たなくても入れますよ。

さっそく黒猫もお店にGO!

店内に飾ってある創業当時の写真。
店内に飾ってある創業当時の写真。

昭和23年に上野公園前で創業した、70年以上の歴史ある老舗。

終戦後間もない当時の写真を見ていると、甘いものは、どんな時代でも人を笑顔にしてくれるのを実感するにゃー♪

この日の黒猫は、2階席。

店内は明るくゆったりとしています。

人気の季節メニューのあんみつ

季節限定 栗クリームあんみつ 910円。
季節限定 栗クリームあんみつ 910円。

お店の看板メニューは、もちろん、あんみつ570円。

その“あんみつ”にも、クリームあんみつ700円、白玉あんみつ690円、杏あんみつ690円、フルーツあんみつ780円などあり悩みます。

さらに、ソフトクリーム130円、小倉アイス130円、抹茶アイス130円、白玉120円、きなこ70円などトッピングメニューもあるので、ますます悩む(笑)。

悩んだ時は、人気の季節限定メニューがおすすめ。

今の時期は、「栗クリームあんみつ(2021年11月末まで)」。

クリームあんみつに、渋皮栗と栗の甘露煮の2種類が2個ずつ乗る贅沢なあんみつです。

この栗もトッピングで、通常メニューにつけることも出来ます(トッピング210円)。

ますますメニューの選択肢が広がり悩みますね。

いつかトッピング全部乗せをしてみたいなあ(笑)。

あん、蜜、寒天、赤えんどう、求肥、みかんが基本ベースの『みはし』のあんみつ。

もちろん素材には、すべてこだわっています。

あんは、北海道の十勝地方の厳選した粒選りの小豆を、銅釜を使い直火でじっくり煮て、何回も晒して、よく絞って仕上げたもの。

蜜は、波照間島の黒砂糖を使い黒蜜と白蜜の中間に仕上げたもの。

寒天は、伊豆諸島や静岡県の海岸でとれた天草をさらして、素材や季節に合わせてブレンドして作り上げたものなど、ひとつのあんみつの器の中に日本各地から集まったこだわりが詰まっています。

このこだわりが、長年愛される理由のひとつですね。

栗が終わると、12月からは苺がスタート(正確なスタート日はお店のHPを)。

写真は、以前黒猫が食べた時のもの(苺あんみつに白玉トッピング)ですが、苺の甘酸っぱさが美味しさ倍増させてくれて、あっと言う間にペロリでした。

黒猫お気に入りの「おぞうに」

おぞうに 730円。
おぞうに 730円。

あんみつ屋さんや甘味処には、赤飯やおでん、茶飯など軽食もありますが、黒猫の経験上あんみつの美味しいお店は、食事も美味しい。

もちろん『みはし』の、食事メニューも美味しいですが、中でも黒猫お気に入りが「おぞうに」。

お椀のふたを開けると、大きなふわふわの玉子が広がりテンションMAXひゃっほー!

めじ鮪のけずり節の良い出汁が、お腹と心に染みる美味しさ。

浮かぶ玉子が、ふわふわの優しい口当たりで、柚子香る出汁と良く合って最高です。

年間通してあるメニューですが、特に寒い時期は絶対食べて欲しいにゃー♪

ふわふわ玉子の上に見えているナルト、椎茸、三つ葉だけでなく、玉子の下には小ぶりの焼餅2つ、かまぼこ、鶏肉、絹さやも隠れている豪華な「おぞうに」で大満足の美味しさです。

 

老舗あんみつ屋さんの季節メニューを堪能して、今回も大満足の“黒猫スイーツ散歩”だったにゃー♪

『あんみつ みはし 上野本店』店舗詳細

取材・文・撮影=ミスター黒猫