バレーボールの第72回黒鷲旗全日本男女選抜大会(1~6日・Asueアリーナ大阪)で初優勝を飾ったV1女子の岡山シーガルズの選手らが10日、岡山市北区柳町の山陽新聞社を訪れ、国内三大大会で悲願の初タイトル獲得を報告した。
河本昭義監督、ともに今大会限りで引退する主将の川島亜依美、副主将の宮下遥両選手らが訪問。応対した松田正己社長と越宗孝昌相談役が「素晴らしい戦いに県民も沸いた。おめでとう」とたたえ、花束を贈った。
シーガルズは堅守を軸に粘り強いバレーで勝ち上がり、決勝はV1のデンソーに3―0で快勝。川島選手は「チームで積み重ねてきたものを示せた。たくさんの方と喜びを分かち合えてうれしかった」と振り返り、宮下選手は「岡山に帰って新聞の一面で報じられているのを見て『すごいことをしたんだ』と実感が湧いた」と快挙達成の喜びをかみしめた。
河本監督は「全員が結束し、うちの良さを出せた。2人が残した財産を今後に生かしていきたい」と述べ、今秋から始まる新リーグ「SVリーグ」での活躍を誓った。